玄米・雑穀米VS白米!美容目線で選ぶならどっちがいい?
美容と健康のために食べるなら・・・?
そこで、白米VS玄米・雑穀米をテーマに、美肌に良い食べ方をご紹介します。今回は、管理栄養士で雑穀料理家の柴田真希さんにお話を伺いました。
<目次>
白米は逆から書くと「米白」→「粕」
白米は“粕”の状態!?
もちろん、エネルギー源である炭水化物は含まれていますが、食べやすさを追求した結果、身体にとってはとても勿体ない状態になってしまっているのが白米なのです。
玄米のメリット・デメリットとは?
そうなると、「栄養価が失われていない玄米を選べばいい!」と考えがちですが、玄米には加工されていないが故のデメリットもあるそう。「玄米は栄養価は高い一方、白米に比べて調理時間が長いのが難点。また、よく噛まないと栄養価が吸収できないため、お子さん・お年寄り・胃腸の弱い方にとっては食べにくい上に栄養吸収できないということも考えられます。」そんな不便さを伴うことから、玄米を摂り続けることに抵抗を示す人も少なくありません。
しかし、玄米も栄養価が優れていますので、しっかし浸水した後に十分に炊きあげて、よく噛んで食べて玄米の栄養をきちんと消化・吸収するようにしましょう。白米にも玄米にも、良いところと悪いところがあるのですね。そこで、良いとこどりが“雑穀”というわけです。
雑穀を白米にプラスして栄養価アップ!炊飯器に白米と混ぜて炊くだけ
白米に、ただ加えるだけ!
また、通常通りご飯に混ぜて炊くだけなので余分な手間もありません。さらに、どんな食事にも合わせられ、毎日・毎食取り入れることが可能なので、続けやすく・効果を感じやすいのが魅力です。
雑穀は旬の野菜との組み合わせると「美肌ビタミン」を網羅する
野菜と合わせてバランスアップ!
ビタミンAやビタミンCを豊富に含んだ、旬の野菜や緑黄色野菜を雑穀と合わせて摂れば、美容に良いビタミン類をくまなく摂ることが可能に。野菜だけ・お米だけといった偏った食事では成し得ない、美肌効果をもたらしてくれるのです。
雑穀は食物繊維が豊富!余分なものを出す全身デトックス効果も
雑穀の嬉しい効果はそれだけではありません。ほかにもカルシウムや鉄分などのミネラルも豊富なことから、ストレス軽減、貧血防止などにも役立ちます。また、食物繊維も豊富なので、多くの女性が悩んでいる便秘解消にも繋がるというメリットも。どんなに高価な美容サプリを摂っても、余分なものを出さなければ美肌にはなれません! そんなデトックス効果も担ってくれるのが、雑穀なのです。
雑穀の色には栄養の秘密がいっぱい!
雑穀には黒米・赤米・あわ・きび・はと麦など、たくさんの種類があります。色とりどりの美しさも雑穀の魅力ですが、これらは単に見て楽しむだけでなく、それぞれに栄養素を含んでいるもの。サプリメントのように、その時々によって摂りたい成分で選んでみるのも良いかもしれません。≪色の保つ成分フィトケミカル)
・黒米の紫色・・・瞳の健康維持に効果的なアントシアニン。
・赤米のピンク色・・・ビタミンEの5倍の抗酸化力!プロアントシアニジン。
・あわやきびに含まれる黄色・・・エイジングケアに有効なポリフェノール。
雑穀にはダイエット効果も?噛む回数が増えてあごの引き締める?
雑穀ご飯で美肌&美顔に!
ちなみに柴田さんによれば、パン食、麺食はよく噛むほうが難しいので、アゴ周りに締まりがない人が多いのだそう。思い当たることがあった方は、雑穀ごはんに挑戦してみてください。
このように、毎日食べている白米に雑穀をプラスして炊くだけで、美肌のために良いことがたくさん! また、雑穀ごはんを並べるだけで、食卓の彩りもよくなり、楽しい食卓になること間違いなしです。
白米派だった皆さんも是非今晩から、美容と健康のためにも“雑穀食ライフ”を始めてみてはいかがでしょうか?
【参考】
雑穀のことならお任せ!
女子栄養大学短期大学部卒業後、集団給食、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。27年間悩み続けた便秘を3日で治した「雑穀」や「米食の素晴らしさ」を広めるべく、雑穀のブランド「美穀小町」を立ち上げる。
現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムの掲載、食品メーカーのコンサルや飲食店のプロデュースなどを手がける。2012年12月「簡単! 美腸レシピ」 (エイムック)、2013年1月「女子栄養大学の雑穀レシピ」(PHP出版)を出版。
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