センプリチェ・コースより
引き出しの中にカトラリーがあります
では、以下、昼の「センプリチェ・コース」(2835円)からの料理です。
・stuzzichino
stuzzichino
・antipasto
本日の旬の野菜サラダ
ですので、朝、届いた野菜を見てから、その日の盛り付けやソースをインスピレーションで決められるわけです。この日は春ならではのホワイトアスパラとチーズのクリームを野菜に合わせた仕上がりに。野菜の上からはミモレットもかけられています。
そして野菜部分に関してですが、野菜の下部分には火入れされた温野菜、上には生野菜という構成で、地元を含めて近郊野菜だからこその新鮮さと高品質さが素晴らしい一皿になっています。
もちろん、美味しいだけではなく、野菜の中には私も見たことがないような珍しい野菜も混じっていて、食べていて面白いのも魅力の一つ。
・primopiatto-1
一皿目の手打ちパスタ
しかも、手打ちパスタは冷凍保存(作り置き)せずに、お客が来店する数時間前に人数分だけ手打ちされているので、本当の意味での「生」パスタがいただけるわけです。
この日の一皿目の手打ちパスタは、「季節の豆を包んだラビオリ 熟成南の島豚、ドライトマト、ヒヨコ豆のスープ」。春をギュッと詰め込んだような豆のテイストを内包したラビオリは、その食感だけでもユニークで楽しめますが、それをさらに引き立てる「ヒヨコ豆のスープ」が超秀逸! ヒヨコ豆の出汁にドライトマトとガルム(イタリアの魚醤)を付与したスープは、まるでコンソメのような深い色合いと、澄んだコク、優しい香りが感じられ、熟成南の島豚との相性も抜群なのです。
・primopiatto-2
二皿目の手打ちパスタ
次ページからは、メイン料理やドルチェの数々を御紹介します。