ガイドの私も、先日、久方ぶりに高校の部活動(ラグビー部)のOB会がありましたが、30年ぶりに会った先輩もおりましたが、懐かしい不条理な世界、飲み会では奴隷になりました(笑)。
リーダーとメンバー間の温度差をきちんと把握する方法
観察することはリーダーとして考えることの前提となる
例として、WBCの1回目と2回目のイチロー選手のリーダーシップを考えてみます。先日の3回目はイチロー選手等の大リーガー不在のジャパンチームで準決勝で敗退しましたが、イチロー選手はリーダーとして選手を率い、前回、前々回と優勝へ導きました。
イチローは2回目のWBCを優勝した後に、このように述べています。
「1回目は意識してメンバーを引っ張っていったが、今回はそんな必要はなかった」と。
1回目は現役大リーガーとして卓越した成績を残し、圧倒的な技量があるイチロー選手が自らメンバーを鼓舞し、世界一になることの求心力になったと考えています。言わば、技と心を兼ね備えたリーダーです。鬼に金棒です。
2回目の際は、現役大リーガーの松坂投手に象徴されるように、1回目の経験がある選手や大リーガーも増え、一人ひとりの技量や経験の差が1回目よりも小さいチームだった訳です。
このようなチームには1回目のイチロー選手のような絶対的なリーダーはもはや必要なく、一人ひとりがプロとしての責任を果たし、それぞれの役割の上でリーダーシップを発揮していくスタイルがベストと言えます。
組織論的には階層型のトップダウンのイメージではなく、フラットなネットワーク型のイメージです。監督も1回目は絶対的な存在であった王監督、2回目は兄貴分のような存在であった原監督で選手同様、組織論を象徴するようなリーダーであったかと思います。