今年こそ「大人ニキビ」と決別する！
大人ニキビを根絶するにはクリニックでの治療が効果的
大人ニキビを根本的に解決したいならやっぱり美容医療が一番！ 今回は美肌ケアのエキスパート、表参道の衣理クリニック表参道院長 片桐衣理先生に大人ニキビの改善法を伺いました！
頑固なのは当然！？ 大人ニキビの真実
今回お話を伺うのは衣理クリニック表参道院長 片桐衣理先生
衣理先生（以下：先生）：一言でいうなら「皮膚代謝の低下」です。“大人”ですから思春期の頃に比べて細胞自体が老化しています。ストレスに対する抵抗力も低下している。紫外線とかホルモンバランス、生活習慣、そういったストレスが主な原因となります。皮膚代謝が低下すると角質が捨てられにくくなり厚さが増し、表皮や真皮のボリュームがなくなってペシャッとしてくる。そうすると水分の保持力も落ちてきて乾燥する。それを補おうとしてTゾーンの油分の分泌が多くなる。皮膚代謝が落ちていると炎症ができやすく赤みがでて、アクネ菌も含めた菌で化膿すれば膿が溜まる。その後も赤みや根っこの部分、ニキビ後など修復過程も遅れることになります。
ガ：悪化しやすいということですね。
キャリアウーマンのライフスタイルには大人ニキビの原因がいっぱい！
先生：そうですね。回復が遅いので痕も残りやすくなります。思春期のニキビと大人ニキビは治療法が違うんです。思春期のニキビは代謝が良すぎて、どんどん分泌してくるから（毛穴が）詰まってくるもの、でも大人ニキビはその逆で、代謝が落ちてきているわけですから、どんどん洗えばいいということではなく、洗いすぎると保湿力も損なわれるし、バリア機能も損なわれていく。それによって乾燥しやすくなって免疫力が落ちてくるという悪循環に繋がるんです。逆に潤していかなきゃいけないということになりますね。
ガ：そのほか考えられる原因というのはありますか？
先生：そうですね、生理周期による女性ホルモンのバランスや、バリバリと仕事をする女性にありがちな男性ホルモンの活性化、ストレスと大きく関わりをもつ副腎皮質ホルモンの分泌なども大人ニキビができる大きな要因と考えられています。
ガ：やはり10代のニキビとは似て非なるものなんですね。思春期ニキビとは出る場所も違ったりするのですか？
先生： 思春期ニキビは頬、おでこに多くできますが、ホルモンバランスも大きく影響する大人ニキビは男性のいわゆるヒゲが生えるようなフェイスライン、アゴのうらに集中して出来るケースがとても多いようです。これはあくまで私の経験上なんですが……大人ニキビで悩んでいらっしゃる方は、アゴのラインにヒゲのような濃いうぶ毛が密集している方が多いんです！
ガ：ああああ！ 私のアゴもたまにヒゲが生えます！ つまり大人ニキビ体質！？
先生：そうとも言えますね。患者様の中にも男性と肩を並べて仕事をしてしまう女性や、良く見るとうぶ毛がヒゲ化している方が多いんです。でもそういう方にはレーザーによる永久脱毛が効果的なんですよ。
ガ：どうしてですか？
先生：毛を失くしてしまえばニキビの温床となる毛穴を小さくする効果があるので、できにくくなるんです。脱毛目的で通われた方が続けるうちにニキビができなくなったとおっしゃることもあるんですよ！
ガ：うーん、私も真剣にヒゲ脱毛するべきですかねえ（本気）。
先生：あくまで裏ワザですけどね（笑）。
大人ニキビの効果的な治療法とは？
