バルセロナでチュロスとホットチョコレートならグランハで
日本では、ディズニーランドでおなじみ!?のスイーツ、「チュロス」。発祥は、スペインかポルトガルか……諸説ありますが、スペインの名物スイーツということで、スペイン旅行ではぜひ食べておきたいところ。現地ではホットチョコレートに浸して食べる冬の朝食やおやつ(もちろん夏季でも食べられます)。ホットチョコレートは甘すぎる……と感じる人もいるかもしれませんが、チュロスは食べやすいスイーツだと思います。バルセロナではバルのテラスでチュロスを食べている人を見かけることはほとんどなく、本場と言えど、どこにでもあるというわけではありません。ではどこで食べられるのでしょうか?
チュロスはどこで食べるもの?
チュロスが食べられる場所は3つ。1つは、近年少なくなってきているのですが、チュロスの屋台。ただ、どちらかというと観光名所というより地元の人の生活エリアにあるので、旅行者には見つけるのが難しいかも。その場で立ったまま食べてもいいですが、テイクアウトするのが一般的。もちろんホットチョコレートもあります。もう1つはお店を構えた、チュロス屋さん。これも屋台同様、近年少なくなってきているようです。小さな店内でチュロスを揚げて販売しています。テイクアウトがメインですが、なかには店内に小さなカウンターと椅子があり、座って食べられる店もあります。
そして3つ目がチュロスとホットチョコレートがウリのカフェバル。「グランハ」と呼ばれます。ほとんどが昔から続いている歴史のあるお店ばかり。バルのようにタパスやビール、ランチになりそうなサラダなどのメニューはありません。代わりにアロス・コン・レチェと呼ばれるお米のデザートやバルセロナがあるカタルーニャ州風クリームブリュレのクレマ・カタラナなど、デザートが豊富で、それらをホットチョコレートやコーヒー、紅茶と楽しむお店です。
バルセロナで人気のグランハにはランキングなどはなく、おらが村が一番!と自分が住む地区にある小さなグランハのホットチョコとチュロスが素晴らしいという人も少なくありません。それでも、誰もが知る有名どころはいくつかあります。それらはチュロスやホットチョコの味がどうのというよりは、店の内装が創立当初のままで美しいなど、店の雰囲気や立地が重視されているようです。
人気のグランハへ行ってみよう
そんなバルセロナの有名どころのグランハをいくつか。どこも旧市街、ランブラス通り周辺に集まっています。やはり伝統的な商売ということで街の中でも古い地区に多く残されているのでしょう。■ラ・パジャレサ
祖父母や父母に連れられて、その後自らの家族と共に……と多くの人が1度は訪れたことがあるのが「ラ・パジャレサ」。旅行者にも比較的よく知られています。ホットチョコをグレードアップしててんこ盛りの生クリームをのせたスイソというドリンクなども人気メニューです。
詳しくはこちら>>>ラ・パジャレサ
■ドゥルシネア
「ラ・パジャレサ」よりもう少しゆったりした空間で格式高い雰囲気なのが、「ドゥルシネア」。チュロス以外ではメリンドロもおすすめです。メリンドロはふんわりしたスポンジ生地のお菓子で、これをチュロスの変わりにホットチョコに浸して食べる人もいます。
詳しくはこちら>>>ドゥルシネア
■グランハ・ビアデル
もう1店は「グランハ・ビアデル」。海側を見てランブラス通りの右側にあるラバル地区にあります。元乳製品店だっただけに、マトと呼ばれる地元産のフレッシュチーズのデザート、メル・イ・マトなどがおすすめです。
詳しくはこちら>>>グランハ・ビアデル