アイスブレイクで快適な空間をつくる
アイスブレイク(Ice break)とは、文字通りに解釈すれば「氷を砕く」ということで、まずはお互いを共有するところから
具体的には、まず相手や自分の中に緊張があるということ認識することから始めます。
その上でその緊張を和らげるための時間を取ります。例えば、
■自分の思っていることや感じていることを話す
「今日お話しするのを楽しみにしていました」
「緊張しますね」
■共通の話題、同意しやすい話題から入る
「今日は暑いですね」
「社内でも風邪が流行ってきましたね」
■話しやすいことを尋ねる
「今日のランチは何を食べたの?」
「私は先月ウォーキングをはじめたんですが、最近何か興味を持っていることってありますか?」
アイスブレイクは会議など、複数の人が集まる際にも有効です。
そのためのミニゲームやミニトークを用意するのもいいですが、最初に何か短く全員に声を発してもらうのもいいでしょう。(例えば、今日の会議への意気込みなど。)
場合によっては出席をとって「はい」と声を上げるだけでも違います。
最初からじっと息をひそめたままだと緊張感は高まります。声を出すことで緊張は減り、同時に参加意識も高めることができるので一石二鳥です。
アイスブレイクは1回では終わらない
最初にアイスブレイクをしたから大丈夫、と安心してはいけません。アイスブレイクはコミュニケーションをとる際には毎回行っていく必要があります。
もちろん関係性ができれば、アイスブレイクも簡単に短く終わるようになりますが、それでも毎回意識することが大切です。
また、会話のはじめにアイスブレイクした後も、次のようなことを意識し、相手が話しやすい配慮をすることでアイスブレイクし続けることができます。
- 話す場所や環境に配慮する
- 座る位置や相手との距離について配慮する
- 相手が話しやすい質問をする
- 相手の話をさえぎらずに聞く
- 相手の話すスピードに合わせて相づちやうなずきをいれる
- 相手と軽く目線を合わせる
- 相手と視線の高さを合わせる
- 相手の話を促すような接続詞を使う
- 相手の言っていることをときどき繰り返しながら聞く