手軽さで人気の辞書アプリ!
電子辞書派、アプリ派もまずは知っておきたい紙辞書の特性
最近では電子辞書や、辞書アプリの利用者もどんどん増えてきています。そんなデジタル派のみなさんにも参考にしていただきたいのが、紙辞書についての過去記事。電子辞書も、アプリも、当然のことながら紙辞書のデータがもとになっているわけですから、使われている辞書の特性を知ることで、辞書選びの選択の幅が広がります。記事『必携! フランス語辞書徹底比較』では、旺文社『プチロワイヤル仏和辞典 第3版(CD付き)』、白水社『ディコ仏和辞典 第3版』、三省堂『クラウン仏和辞典 第6版』の3冊を比較検討しました。
記事内のデータは2007年4月現在のものですが、2013年春現在、『ディコ仏和辞典』は変化なし、CD付きであった『クラウン仏和辞典 第6版』は2010年に小型版が発売され、ウェブ上にて発音・動詞活用の音声が利用可能となっています。この最新バージョンの電子データは、次ページでもご紹介しますが、電子辞書のコンテンツとしてではなく辞書アプリとして登場しました。
また、『プチロワイヤル仏和辞典 』は、2010年に全面改訂の第4版が出ており、新語・新語義を補強して4万語→4万3000語収録となっています。主要見出し語へのカナ発音の追加、基本語への英語併記、同音語情報の追加など、ますます初心者に優しい学習辞典へと進化しました。
さらに、記事『もう1冊、フランス語の辞書を選ぶなら』では、白水社の『ラルース仏和辞典』、大修館書店の『新スタンダード仏和辞典』を、記事『新しいがてんこ盛り!この春注目の辞書は?』では、小学館の『プログレッシブ仏和辞典』にスポットをあてました。2013年現在、これらのデータに関しては変更はありません。
ちなみに、過去記事ではコンパクトであるため取り上げなかった『ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典』は、「ポケプロ仏和和仏」(定価1200円)として2011年にアプリデビューを果たしています。
ここまでご紹介してきた紙辞書は、これから大学等でフランス語を始められる方、またある程度継続してフランス語を勉強したいと思っている方にピッタリの語彙数となっていますので、まだ仏和辞書をお持ちでない方はぜひご自分にあったものをセレクトしてみてください。
次ページでは、辞書アプリにスポットをあててみましょう。