洗面室は、洗顔や歯磨き、身だしなみだけでなく、脱衣や洗濯など、さまざまな用途に用いられる空間。洗面室に設けられる洗面化粧台にも、多くの機能が求められ、各メーカーからは、使い勝手を高めた商品が豊富にみられるようになりました。

洗面化粧台は、水栓金具と洗面ボウル、鏡、収納、照明、コンセントなどで構成されていますが、ここでは、これら使い勝手を左右するアイテムやパーツについて、最近の傾向と選ぶ際に確認しておきたいポイントをみていきます。

収納  洗面室の用途に合わせて組み合わせが可能

背の高いボトル類やストック品など奥までたっぷり収納可能。[L.C.]undefinedLIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

背の高いボトル類やストック品など奥までたっぷり収納可能。[L.C.] LIXIL

洗面室の空間そのものに収納スペース(物入など)を設けたり、隣接させることも考えられますが、限られた空間では確保することが難しく、現実的には、洗面 化粧台に収納機能を持たせるケースが多いでしょう。各メーカー商品も、収納量や収納のしやすさを高めたタイプが豊富に揃っています。

■収納するものに適したスペースを
洗面化粧台に収納するものは、洗面道具だけでなく、化粧道具、洗濯洗剤やタオル、衣類など多種多様。もちろん、家族構成やライフスタイルによって大きく異なりますが、あらかじめ、何をどのくらい収納したいのか、リストアップしておくことが大切です。その上で、それらに適した収納スペースの確保と出し入れのしやすさを検討するようにしましょう。

また、現在だけでなく、将来的な変化も予測も忘れずに。たとえば、子供が大きくなれば、それぞれの別の整髪剤やシャンプーを使うことになるかもしれませんし、下着の量も増えるかもしれません。多少のゆとりをもって計画することも大切です。

■引き出し式や開き扉。取り出しやすく、しまいやすいキャビネット

最近の洗面化粧台の収納は、引き出し式のフロアキャビネットが多くみらます。収納しているものがわかりやすく、奥のものを出し入れしやすいのが特徴でしょう。開き扉と引き出し式を組み合わせることができるものもありますし、自由に使うことのできるオープンな棚だけを設けたタイプもあります。

また、デッドスペースである蹴込部分を利用したり、上部収納の使い勝手に配慮した、昇降式のタイプや踏み台を兼ねた収納ボックスを設けたタイプなども。洗濯機上のスペースを利用した収納キャビネットも充実してきています。そのほか、洗剤やシャンプー、化粧品や掃除道具などの細かな仕切りのある収納スペースを設けた商品も。わが家の収納物に合わせて検討するようにしましょう。

■鏡の内部収納にも細かな工夫が

鏡の内部(裏側)の収納も細かな工夫もみられる部分です。鏡を開けると収納するものに合わせた棚やトレーが設けられていたり、自由にレイアウトできるタイプも。小物をかけておくことができるフック、ドライヤーやシェーバーなどを収納できるスペースを確保したものもあります。レイアウトの自由度、取り外しできるなど、お手入れのしやすさなどを考慮して選ぶことがポイントです。

内部に収納のある鏡を設けない場合は、細かなものを収納できる棚や引き出し、仮置きスペースなどを別に用意しておいた方がいいでしょう。

洗面ボウル  使いやすい形状、お手入れも楽に

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水がコーナーの排水口へ流れる設計の継ぎ目のない一体成形のボウル。水栓を上部に設け、水もたまりにくい。 [オクターブ] TOTO

洗面ボウルの素材や大きさ、形も使い勝手に関わる重要なポイントです。ボウルの素材は、陶器や樹脂、人造大理石、ホーローなど。陶器製や人造大理石は、その素材感が魅力でしょう。成型しやすい樹脂製は、カウンターと一体化したり、ボウルの後方まで立ち上げたものなども。いずれも、デザイン性とお手入れのしやすさに配慮されているものが多くみられます。

たとえば、洗面ボウルとカウンターを一体化したり、排水口のフチの隙間をなくすことで汚れが溜まることを防ぐ工夫もみられますし、排水口そのものもお手入れが楽な形状やヘアキャッチャーなどを取り入れた商品が増えています。

ボウルは大きめのものが多くみられますが、形はカウンターと一体となったスクエアなもの、手前にはり出しゆったりとした曲線デザインのものなども。仮置きができるようなフラットなスペースを設けたタイプもあり、石鹸など濡れたものと、タオルやメガネを置くことができるスペースを分けた提案もみられます。

水栓  操作性や使い勝手、省エネにも配慮

洗面化粧台の水栓金具の多くは、シングルレバータイプ。設置位置や操作方法、レバーの大きさなどはさまざまですが、引き出して使うシャワータイプのものや自動水栓なども揃っています。汚れが溜まりにくいように、正面立ち上がり部分に設置されたタイプもみられます。

最近では、省エネルギーに配慮した水栓も一般的になってきています。お湯を使用する際に、水と湯をきちんと使い分けることができる工夫を施したタイプであれば、給湯機のムダな作動を防ぐことで熱源の消費も抑制し、CO2削減にも役立つでしょう。

照明・コンセント  見やすく、使いやすく、省エネも

洗面化粧台には、照明が組み込まれていますが、最近では、電気代を抑えることができるLED照明を取り入れたタイプも増えてきています。キャビネットのデザインに合わせて、すっきりとした、ライン状のLED照明を取り入れた商品もみられます。

また、ドライヤーや電動歯ブラシ、シェーバーなど、コンセントが必要なアイテムを使うことも多いもの。鏡裏の収納内部などに、コンセントが設置されるケースがみられますが、収納しながら充電できるようなスペースを用意している商品も。選ぶ際には、コンセントの位置や数も忘れずに確認するようにしましょう。

デザイン・扉材  シンプルですっきり。カラーバリエーションも豊富に

有機ガラス系一体型カウンター、メープル柄の扉、スワンネックシングルレバー、LED 木製3面鏡などを組み合わせたナチュラルな洗面化粧台。[ LクラスドレッシングラシスundefinedLS-16YC/幅1650mm] パナソニックエコソリューションズundefinedhttp://sumai.panasonic.jp/

メープル柄の扉、LED 木製3面鏡などを組み合わせたナチュラルな洗面化粧台。[ Lクラスドレッシングラシス LS-16YC/幅1650mm] パナソニックエコソリューションズ

最近の洗面化粧台のデザインは、すっきりとしたシンプルなタイプが多くみられます。引き出し式の収納を取り入れた商品が増えていることもあり、横のラインを強調したデザインが特徴。曲線よりも直線を取り入れたスタイルが主流となっています。

扉材は、清潔感のあるホワイト系や個性的な色合い、ナチュラルな雰囲気をもった木目調のタイプなどもみられます。取っ手部分もシンプルなタイプ、もしくは扉と一体化するなどした、目立たない形状のものが主流となってきているのも最近の特徴でしょう。隣接することの多いバスルームとのコーディネートすることができるデザインやキッチンも含め、水まわりトータルで検討できる商品も増えてきています。

ショールームで実際に操作するなど確認を

洗面化粧台は、プランニングやコーディネートによって、使い勝手ももちろん、価格も大きく異なります。どんな機能が必要なのか、日々の暮らしをイメージして、優先順位を明確にして選ぶこと。また、洗面化粧台は、キッチンやシステムバスと同様に、ショールームで実物を確認することが大切です。収納部分を開閉したり、水栓金具を操作するなどして、実際の使い勝手をチェックするようこともポイントでしょう。


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