洗面室は毎日の洗顔や歯磨き、身だしなみやお化粧だけでなく、浴室に隣接させ、脱衣の場としても利用されることの多い空間。洗面室のスペースプランはさまざまですが、新築やリフォームの際に多くみられるのが、洗面化粧台を取り入れたものでしょう。

水まわりメーカーの商品には、デザインやサイズ、価格など、豊富なバリエーションが揃っています。ここでは、洗面化粧台の種類と特徴、選ぶ前に知っておきたい注意点などをまとめました。

洗面化粧台は、水栓+ボウル+鏡+カウンター+収納キャビネットで構成

人造大理石一体型カウンター、シングルレバーシャワー、上部LED木製3面鏡などを設けた、収納充実の洗面化粧台。[LクラスドレッシングラシスundefinedLS-18SE/1800mm キャビネットタイプ]undefined パナソニック エコソリューションズ http://sumai.panasonic.jp/

人造大理石一体型カウンター、シングルレバーシャワー、上部LED木製3面鏡などを設けた、収納充実の洗面化粧台。[Lクラスドレッシングラシス LS-18SE/1800mm キャビネットタイプ]  パナソニック エコソリューションズ 

洗面台は、洗顔や歯磨きを行うことができる水栓金具と洗面ボウル、鏡を組み合わせたもの。これに、身だしなみや化粧などがしやすいような機能、一般的には収納や照明、コンセントなどをプラスしたものが洗面化粧台と呼ばれています。洗面ボウル(洗面カウンター)を組み合わせた収納キャビネット(ユニット)やトールキャビネットなど、各メーカーそれぞれ工夫を施したタイプが揃っています。

商品的には、洗面器一体タイプ(ユニットタイプ)とカウンタータイプ(システムタイプ)などに分けることができますが、最近では、それぞれの良さを取り入れたタイプも多くみられ、デザイン性や使い勝手は高まってきています。

■洗面器一体タイプ(ユニットタイプ・キャビネットタイプ・据え置き)
収納キャビネット(ユニット)に、陶器製や樹脂製の洗面ボウルが直接取付けてあるタイプ。水栓金具や鏡、照明などが組み込まれ、比較的コンパクトで、手ごろな価格の商品もみられます。間口サイズごと、60cm、75cm、90cm、120cmなどの商品が揃っているので、空間に合わせて選ぶことが可能。最近では、デザイン性や機能性を高めたタイプも増えてきています。

高価格帯の商品では、カウンタータイプのように、設定された収納ユニットを組み合わせることができるなど、空間プランに合わせたコーディネートができるタイプもあります。

■カウンタータイプ(システムタイプ・コンポーネントタイプ)
カウンターに洗面ボウルが設置されているか、洗面ボウルとカウンターが一体化されているスタイルのもの。システムキッチンと同じ様に、カウンターや洗面ボウルだけでなく、収納ユニット、扉材、水栓金具など、空間に合わせて自由に選び組み合わせる事ができるタイプです。

商品によって、空間の間口サイズに合わせて設置することができるタイプ、あらかじめ間口サイズをいくつか設定している商品などさまざまです。

ふたつ目の洗面台やリフォーム向けなど、目的に合わせたタイプも

最近では、洗面台を設ける目的や状況などに応じて、使いやすい工夫を施した洗面化粧台もみられるようになりました。

■セカンド洗面向け

洗面室ではなく、ベットルームや子供室、廊下や玄関付近などに設置する、もうひとつの洗面台のこと。身だしなみや化粧のしやすさに配慮されたもの、帰宅時の子供の手洗い用のコンパクトなタイプ、家具のようなデザインの商品などの提案がみられます。

■車椅子でも使いやすい洗面台
洗面化粧台の多くは、家族誰もが使いやすいユニバーサルデザインに配慮されていますが、高齢の方や身体が不自由な方などが使いやすい工夫が施された商品も。たとえば、車椅子で使いやすいような形状のカウンターやボウルなどを取り入れたもの、使う人に合わせてボウルの高さを変えることができる昇降機能付きのタイプなども商品化されています。

■リフォーム向けの洗面台
リフォームの際にプランニングしやすいように、既存のスペースに取り入れやすく、限られたスペースを有効利用できるタイプもみられます。奥行きの狭いタイプや間口のサイズに合わせてミリ単位で調整できるもの、施工方法などに工夫を凝らしたものなども増えてきています。

具体的な使い方をイメージして、空間全体のプランと同時に選びたい

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掃除が楽な大型の陶器ボウルなど、家事や身支度をしやすい機能が充実した洗面化粧台。 [サクア 間口750mm]   TOTO

使いやすい洗面化粧台を選ぶには、まず、洗面台にどのような機能を求めるかを明確にすること。洗面化粧台を設置する空間はもちろん、家族構成、ライフスタイルによって、必要な機能は異なってくるもの。具体的な使い方を思い描きながら選ぶことがポイントです。

たとえば、浴室に隣接する洗面脱衣室に設置する場合は、洗顔や歯磨き、脱衣と、それぞれがスムーズに行うことができるようなプランを。家族全員が使いやすい高さや収納、水栓金具を選ぶことも大切ですし、小さなお子さんや高齢の方がいらっしゃる場合は、安全性にも配慮が必要でしょう。身だしなみや化粧のためには、鏡の使い勝手や照明、コンセントの数や化粧用品の収納のチェックも。脱衣室としては、バスタオルや着替えの収納を、洗濯室としても使用するなら、洗剤やハンガーなどの収納スペースも確保しておきたいものです。

セカンド洗面は設置する目的をより明確に

洗面脱衣室ではなく、セカンド洗面として、ベットルームや個室近くに設置するのであれば、化粧品などの収納を充実させ、椅子のあるタイプもいいでしょう。プライベートスペースの廊下などに設けるのであれば、手洗いや洗顔はもちろん、掃除や観葉植物の水やりなどの使い勝手も検討しておきたいものです。

立体的な空間の使い方を。洗濯機などとのレイアウトに注意

システムバスのイメージと揃えることで、空間に統一感が生まれ広々と。[ L.C.バスルームコーディネート ウッドグレインライト×カームウッドライト]undefined LIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

システムバスのイメージと揃えることで、空間に統一感が生まれ広々と。[ L.C.バスルームコーディネート ウッドグレインライト×カームウッドライト]  LIXIL

新築でもリフォームでも、実際には、洗面化粧台を設置するスペースがある程度決まってから、空間や使い勝手に合わせて、具体的な商品を検討することになるでしょう。注意したいのは、多くの場合、洗濯機スペースを確保する必要があるということ。洗濯機の種類(タテ型かドラム式か)や商品タイプによって大きさも異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

また、収納スペースを確保するため、床から天井までキャビネットを組み合わせるプランもみられますが、限られた空間の洗面脱衣室では、狭苦しく感じてしまうことも。平面的なスペースはもちろん、立体的な空間の使い方もイメージしながら選ぶようにしましょう。ショールームでは、浴室につながる空間に商品が展示されているケースも増えているので、ボリューム感や動きやすさなど、参考にするといいでしょう。


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