トイレの収納でよく見掛けるのが吊り戸棚です。でも、それだけでは不便なことがたくさんあります。本当に使いやすく便利にするために、新築時にも役立つ、3つのリフォームのアイデアをご紹介します。

トイレの収納リフォームと言えば吊り戸棚、本当にそれで大丈夫?

ストック品の収納

トイレットペーパーのストックは吊り戸棚に収納している人も多いのでは?

新築のトイレや、リフォームでよく見かける収納と言えば、頭の上の大きな吊り戸棚です。確かに、空間は空いていますし、たくさん入るので便利そうですが、実はそれだけでは不便なことがあります。

トイレの中で使う物、収納の中にあったら便利な物を考えてみましょう。まずはトイレットペーパーのストックや衛生用品、座薬や軟膏など薬が必要な人もいるでしょう。それから洗剤やシートなどの掃除用品、最近は様々な種類があります。

これらトイレ内で必要最低限の物の他に、芳香剤を置いたり、花瓶や写真立てを飾ったり、もっとおしゃれに設えたい人も多いことでしょう。中には、のんびり読書をするために本の収納が欲しい人もいます。

このようにトイレは狭いスペースにもかかわらず、たくさんの物が必要で、またあったら便利で楽しい物がたくさんあります。でも、もしこれらの物をすべて、吊戸棚に入れてしまったらどうでしょうか。

 

ペーパーが切れた時、ストックはどこに収納があれば出しやすい?

扉の取っ手

頭の上の吊戸棚から出し入れするには、便座から立ち上がる必要がある。

便座に座ってふと見たら、トイレットペーパーが切れていた!でもストックが吊戸棚に入っていたら、ペーパーは頭の後ろのはるか上です。手が届かないので、いちいち立ち上がって取り出す必要があります。

トイレでは、出し入れする時の姿勢や、使用頻度によって、収納の作り方が異なります。本当に使い勝手をよくするためには、3種類のトイレ収納を作ること!と言っても、それほど大変なことではありません。

まずはトイレに必要な3種類の収納の1つめ、座ったまま手が届く範囲に作っておきたい収納リフォームのアイデアからご紹介します。

 

便座に座ったまま手が届く範囲に、予備のペーパーと衛生用品
〈トイレの収納リフォームのアイデア-1〉

トイレットペーパーが切れた時や衛生用品は、便座に座ったまま取り出したい物です。これらを吊り戸棚に収納してしまうと、いざという時にお尻を出したまま立ち上がることになってしまいます。そこで、トイレの収納リフォームのアイデア1つめは、便座に座って手が届く範囲に作る収納です。

デッドスペース

便座に座って手の届く範囲は側面の壁。振り返って取り出すのは、身体をねじる動作が入るので使いにくい(一級建築士事務所 OfficeYuu


便座に座って手が届きやすい位置は側面の壁です。振り返って取り出すのは、身体をねじる動作が入るので出し入れが大変になります。ここに入れるのは、予備のペーパーなら2~3ロールで十分。気付いたら補充するようにすれば、いきなり紙が無くなっても、イライラすることがなくなります。

トイレ収納

側面の壁を活用すればこんなに入る。壁埋め込みタイプの収納ボックス(大建工業


ただしこの位置に大きく出っ張った収納を取り付けてしまうと、トイレ内が狭くなり、掃除の時に身体がぶつかってしまいます。ペーパーホルダーと一体になった薄型や、壁に埋め込む収納を利用して、かさばらない工夫をしましょう。

高い位置やデッドスペースに、ペーパーや掃除用品のストック
〈トイレの収納リフォームのアイデア-2〉

12ロール入りのトイレットペーパーのストックや、トイレ用洗剤、掃除用シート、衛生用品のストックなどは、かなりの量になります。また基本的に立って取り出す物ですから、取り付け位置よりも容量が大切です。そこでトイレの収納リフォームのアイデア2つめは、かさばる物をスッキリ片付ける大型収納です。

高所のデッドスペース

立って取り出す物は、高い位置でも大丈夫。奥の壁のコーナー部分も上手く使って(一級建築士事務所 OfficeYuu)


これらは手が届きにくい高い位置や背面でも大丈夫。頭上の吊戸棚や、奥のコーナーに棚を取り付けるなど、デッドスペースになりやすい部分を上手に使って収納リフォームをしましょう。

コーナー収納

デッドスペースになりやすいコーナー部分も収納に活用できる(TOTO


気を付けたいのが床にベタ置きするタイプの収納ボックスです。汚れやすく、掃除のジャマになるので、注意しましょう。トイレ収納の基本は壁に取り付け、床置きの場合は脚付きを選んで床から浮かせておくと清潔に保ちやすくなります。

立って、座って目につく位置に、インテリアアイテムや本棚
〈トイレの収納リフォームのアイデア-3〉

トイレの収納リフォームのアイデアの3つめは、機能+αを楽しむスペース作りです。トイレはお客様をお迎えしたり、家族の小さなくつろぎの個室だったり、用を足すだけでなく、癒しの空間でありたいもの。収納を応用して、インテリアアイテムを飾る棚や本棚を作りましょう。

まずはトイレに入った瞬間に目に入る位置に小さな棚を付け、お気に入りのインテリアアイテムを飾りましょう。空間の印象は、最初に目に入った物で決まりますので、トイレ全体のイメージが格段にアップします。棚が取り付けできない場合は、壁に絵を飾るのもいいでしょう。

壁面証明

照明を使ってオブジェを浮かび上がらせると、トイレのイメージが格段にアップ(オーデリック


便座に座った時によく見える位置には、じっくり見てもらいたいものを飾りましょう。お勧めは便座の正面の壁です。自慢のコレクションを飾って、素敵なギャラリーを作りましょう。トイレはお客様も家族も使う場所ですから、最高の展示スペースになります。

トイレ書庫

便座に座ってじっくり眺めるのは、便座の正面の壁。壁に棚を埋め込めば狭いトイレでも大丈夫(一級建築士事務所 OfficeYuu)


トイレでは、便座に座って使う物、立って出し入れするかさばる物、そして機能+αを楽しむ物の3種類に分けて考えると、便利で使いやすい収納になります。まずはトイレで必要な物をリストアップ、それから使うシーンに合わせて計画しましょう。

トイレは狭い空間だからこそ、完成度の高いリフォームができる場所です。じっくり計画を立て、便利で快適なトイレを目指しましょう。ただし狭いからこそ、小さな失敗で使いにくくなってしまうことも。実際の失敗事例を下記でご紹介していますので、ご覧になってみて下さい。
トイレに飾り棚や本棚を作るリフォーム方法は、下記で詳しくご紹介しています。もちろんこの棚は収納に応用できます。
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