「ポッカリ感」のリスクを回避するには…?
1つのことだけに意識を傾けず、色々な物事もバランスよく
では、ポッカリ感を持続させないためには、どんなことに注意する必要があるのでしょうか?
まず、前ページの4つの例のように、「何かをやり終えた後や大きなライフイベントの後には、ポッカリ感がやってくる」とあらかじめ想定しておくことです。陥りやすい心の変化を予測できれば、その気持ちに引きずられず、冷静に対処することができます。
また、何かに取り組んでいるときには、そのことだけに意識を集中させないことも大切です。受験勉強だけ、仕事だけ、子育てだけに集中しすぎると、それが終わった後に人生目標を見失ってしまいます。受験勉強をしながら、色々な分野の物事に興味を持つ。勉強や仕事だけでなく、趣味や人付き合いも大切にする。子育てだけに集中せず、自分の時間を持っておく。このように、意識の矛先を分散させておくと、一つの物事が終わったときに、ポッカリ感にとらわれるリスクを防げます。
新しいチャレンジで、「ポッカリ感」を吹き飛ばそう!
何かに着手すれば、その刺激があなたを変える
まずは、何でもいいので新しいことに着手してみましょう。目の前にある勉強や仕事、趣味の講座やスクールの体験、飲み会に参加するなど、どんなことでもいいので、やってみましょう。何かに着手すれば、そこで見たもの聞いたことに刺激され、新たな気力が湧いてくるでしょう。
ただし、「こんな自分を変えなければ!」と気負わないことです。気負って取り組み、思い通りの結果が出なくなると、気持ちがリバウンドし、さらなる無気力に陥ってしまいます。目の前にある物事、興味をひかれたことに気軽な気持ちで取り組んでみてください。そうした機会に刺激を受けつつ、少しずつ気力を回復させていくことが大切です。