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知ってびっくり!?プラセンタ「エキス」の秘密(3ページ目)

プラセンタといえば、美容サプリの定番成分。お値段もいいけど効果も高い!?と思われているプラセンタですが、サプリ選びには意外な落とし穴があったのです。

小浦 ゆきえ

執筆者:小浦 ゆきえ

ダイエット食品・サプリガイド

知ってびっくり!? プラセンタ「エキス」の秘密

比較

見た目とエキスの量では判断できません

プラセンタをサプリのパッケージには「プラセンタエキス○○mg配合」と表示されていますよね。この「エキス」という言葉に、プラセンタ製品の秘密が隠されていたのです。

ほとんどの人は、サプリメントを買う時、成分量と価格を見て製品を選びますよね。プラセンタの成分量は、「エキスがどのくらい入っているか」という表示になっていることが多いのですが、このエキスの濃度については、現時点で基準が全くないのです。つまり、濃いものも薄いものも「エキス」という言葉でまとめられてしまっているのです。

イメージしやすいものに置き換えて説明すると、1リットルのお湯が入ったティーポットに、ティーバッグを1つ入れて作った紅茶も、5つ入れて作った紅茶も、同じ「紅茶1リットル」と表示されるということです。紅茶のように濃い薄いが目に見えるものなら良いのですが、サプリメントになったプラセンタエキスの濃度は見分けようがありません。一見プラセンタエキスが沢山入っているような表示の製品でも、薄いエキスだったらどうでしょう?

このように、プラセンタエキスの量がわかっても、製品を選ぶ基準としては全く役に立っていなかったのです。こういった現状もあり、(財)日本健康・栄養食品協会ではプラセンタの規格基準を作り、その基準を満たした製品に認定マークの表示を認めようという動きもあります。

電話

お金と時間を無駄にしないためにも、きちんと確認すること

プラセンタの量を比較する目安の1つとして、「原末量」があります。原末(げんまつ)量というのは、フリーズドライなどで水分を完全に取り除いた状態での成分量(粉末の重さ)のことです。エキスの量は同じでも、濃いエキスの場合は原末量が多く、薄いエキスの場合は原末量が少なくなります。ですから、「原末量の多い製品」がしっかり効果が期待できる製品と言えるのです。これを知っておけば、もう中身の薄いプラセンタサプリに惑わされる心配はありませんね。

ただ、原末量の表示は義務ではなく、規格基準を満たしていなくても製品の販売はできるので、買う側がチェックして製品を選ぶということが大切です。買うかどうか迷った時や、疑問に思った時は、製造・販売元の会社に電話で確認してみましょう。「エキスの量ではなくて、原末で何mg入ってるんですか?」と聞いてみて、どんな答えが返ってくるかは、信頼できる会社かどうかの判断基準になります。信頼できる会社は、時間はかかってもきちんとした答えが返ってくるはずです。
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