開店時間前に行列ができるチョコレートカフェ、ラ・パジャレサ
スペインの名物チュロスは、地元ではホットチョコレートに浸して食べる人気の朝食やおやつメニューです。バルセロナでは、チュロスとチョコレートはパン屋やケーキ屋にはなく、専用のスタンドか、「グランハ」と呼ばれるホットチョコとチュロスがウリのデザートカフェで食べられます。今回は、老舗のグランハ、ラ・パジャレサをご紹介します。ラ・パジャレサは、旧市街の中でも最も古い通りの1つ、ペトリショル通りにあります。観光名所のランブラス通りに近いので、旅行者でも訪れやすいお店でしょう。開店時間前にはお店の前に地元の人で列ができるほどの人気店! ですが、回転も恐ろしくいいので、待ち時間はかかりません。ただしその分慌しくゆっくりくつろぐ雰囲気ではない……のでご注意を。
ラ・パジャレサのオーナー一家は先祖代々牛乳屋さんだったそうですが、1947年に現在の場所にグランハを立ち上げてから、「バルセロナでチョコレートとチュロスと言えばこのお店!」というほどの有名店になりました。テイクアウトもできますが、メインはイートインです。
おすすめはもちろんホットチョコレート(2.50ユーロ)とチュロス(1.60ユーロ)(チョコラテ・コン・チュロス)。チュロスはさくっとした軽い食感で食べやすく、ホットチョコは濃厚でかなりドロっとしています。
もう1つのおすすめは、スイソというホットチョコレートにてんこ盛りの生クリームをのせたもの。その他プリンやバルセロナがあるカタルーニャ州の名産のフレッシュチーズ「マト」など、伝統的なデザートが楽しめます。旧市街の散策の足休めに、どうぞ寄ってみてください。
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■La Pallaresa(ラ・パジャレサ)
住所:C/Petrixol 11 Barcelona
TEL:(34)93 302 2036
営業時間:9:00~13:00 16:00~21:00、9:00~13:00、17:00~21:00(日曜)
閉店日:12月25日、1月1日