ノルウェー/ノルウェーの観光・世界遺産

北欧ノルウェーのサンタクロースの町へ!

北欧ノルウェーのサンタクロースといえば、ノルディックセーターを着ている小柄な妖精「ニッセ」。オスロ郊外にあるドローバックは、ノルウェーのクリスマスの町として知られています。ニッセ人形のデザイナーであるエヴァさんの経営するクリスマスハウス、ニッセ郵便局、そしてニッセの従兄弟が働いている観光案内所を訪ねました。ニッセへのクリスマスカードの送り方もご紹介します。

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド

北欧ノルウェーのサンタクロースの町、
ドローバックへようこそ!

北欧サンタクロース村

ノルウェーのサンタクロースの町へ来たら、ぜひ購入していきたい、道路標識「サンタに注意!」のポストカードとプチ標識

北欧ノルウェーのサンタクロース村

「ニッセに注意!」のノルウェーで唯一の公式の道路標識 (C)Tregaardens Julehus

首都オスロからバスで約50分、南部へ35キロメートルほど離れたところに、「ノルウェーのサンタクロース村」として知られる、ドローバック(Drøbak)があります。

オスロフィヨルド沿いの、この小さな小さな港町には、「クリスマス村」として世界に知られるようになった由縁がいくつかあります。例えば、ここはノルウェーで唯一、「ニッセに注意!」の道路標識がある場所です。

今回は、ドローバックのクリスマス・スポットと、ノルウェーのサンタクロース「ニッセ」をご紹介します。

クリスマスデザイナーであり、
ノルウェーのクリスマスの町を世界に広めた、
「クリスマスハウス」の女性経営者エヴァ・ヨハンセンさん

北欧ノルウェーのサンタクロース村

赤毛の髪がチャームポイント。笑顔が素敵で元気いっぱいのエヴァさん。ノルウェーのサンタクロースの歴史を知る第一人者です

北欧ノルウェーのクリスマス村

クリスマスハウスは、ノルウェー語では「ユーレ・フーセ」(Julehuset)という

オスロからバスでたどり着いた、「ドローバック・トルグ」駅から徒歩1分のところにある黄色い建物が、ノルウェー人女性エヴァ・ヨハンセン(Eva Johansen)さんが経営する「クリスマスハウス」です。

笑顔いっぱいで出迎えてくれたエヴァさんは、店内の事務室でノルウェーのサンタクロースについて語り始めました。

ノルウェーのサンタクロースは
ノルディックセーターを着た、
小柄な妖精「ニッセ」!

実は、ノルウェーのサンタクロースは、アメリカや日本などで知られている人物とはちょっと違います。ノルウェーのサンタクロースは、「ニッセ」(Nisse)と呼ばれ、ノルディックセーターやノルディック手袋を着こなしている、「小柄な妖精」なのです。

北欧ノルウェーのサンタクロース村

北欧ノルウェーのサンタクロースは、ノルディックセーターを着た、小柄な妖精「ニッセ」!

北欧ノルウェーのクリスマス村

エヴァさんが、ニッセの昔のイラストなどを見せてくれました。ちょっと醜いその容姿は、まるでノルウェーの大自然に住んでいるとされる、イタズラ好きな妖怪「トロール」のようにも見えます

クリスマスイブの夜には、ドアの前にお粥を置いて

北欧ノルウェーのクリスマス村

サンタクロースは優しそうな年配の男性のイメージ像がありますが、ノルウェーのニッセは可愛らしい女の子もいれば、いたずらっ子な顔をした男の子、眠そうな子どもなど、たくさんの仲間たちがいます

ノルウェーのクリスマスイブには、ドアの前にお粥を置くという習慣が今でも一部の家庭で残っています。この日、ノルウェーではアーモンドを一粒隠したお粥を家族全員で食べる習慣があり、ドアの前にもお粥を置いておかないと、ニッセが後でイタズラをするとも言われています。

「ニッセは、大事にしてあげないとダメなのよ」と、エヴァさんは語ります。

ノルウェーのサンタクロースの話は、次のページでもまだまだ続きます!
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