若いうちはインフォーマルな場で磨く
インフォーマルな場でリーダーシップを発揮しよう!
リーダーシップ理論の中で、「シェアード・リーダーシップ」のように、リーダーを固定的に囚われず、その時々に応じてリーダーが変わるという考え方もあります。いずれにせよ、場数とその際にいかに期待された役割を全うするかということを考え、行動し、学習できるかどうかがポイントです。
学生時代まで比較的リーダー的な役割を担ってきた人はリーダーシップ能力が獲得できていると言えます。営利・非営利の違いはあれど、リーダーとしての役割や機能は本質的に同じだからです。
重要なのは組織目標をいかに達成させるかということに尽きます。つまり、メンバー各自のスキル(専門技能)がきちんと獲得されている場合、リーダーとして、一人ひとりのメンバーのやる気(モチベーション)を高めるかがポイントとなります。
リーダーとメンバーのマインド(やる気・モチベーション)の温度差がない組織は自律的な組織と言え、それぞれのポジションの役割を明確化し、各自責任感と使命感を持って遂行していくことのみです。その意味ではリーダー不在の組織と言うことができるかもしれません。
野球のWBCでは日本チームは2回優勝していますが、イチロー選手は1回目の時は意識してメンバーをリードしていったが、2回目の時は若手の選手も温度差がなく、自律したチームであったと述懐しています。3月から3回目のWBCが始まりますが、リーダーシップの切り口で侍ジャパンを観ると面白いかと思います。