竣工しても売れ残っているのはなぜか?
イメージフォト
逆に、資産価値の維持しやすいマンションは「立地に希少性がある家」だから、エリアナンバーワンのポジションが崩れない限りは、市場優位性を保ちやすい。価格が周辺相場よりも高く(買える人が少ないために)、売れるまで時間を要するケースが多い。だから、はた目には「売れ行きが悪い」と映る。
グロスが(市場から)突き出た真の高級マンションは、完売したとたん希少性が発揮され、値が上がることがある。これは、決して珍しくない話。新築分譲時は、完成在庫になっても売れず、デベロッパーは苦労をする。売れ行きの良いマンションとは、正反対であることがお分かりいただけるだろう。もちろん、エリアナンバーワンではない完成在庫もあるのでご注意を。
本物を見分ける手段
イメージフォト
もちろん、自分の家はかつて「売れ行きが悪かった」と言われるよりも、「すぐ完売した」ほうが気分的には良いだろう。しかし、資産性に重きを置くならば、物件本位の見方を崩さないことだ。
完成在庫のなかには、物件が良すぎるがために、残ってしまっているものがある。そんなことを頭の片隅に置いて探されてみてはどうだろう。外観の重厚感やエントランスのグレードなど資産性を左右する要素を体感できるなど、竣工現場を見る利点は思った以上に多い。完成物件こそ、良し悪しを見分けやすいのだ。ぜひ、見学のラインナップに加えてみることをおすすめしたい。
【関連記事】
モデルルームは何件見ればいい?
【フェイスブック】
高級マンション
Copyright(C)2006 MH3 Inc. All rights reserved.