北京/北京のおすすめエリア

后海エリア/北京

「北京の古い町並みが観たい」という方にイシオシなのが后海エリア。いにしえの街並みが保存され、伝統家屋を活用したカフェ&バーやショップがすらり並ぶ様は一見の価値ありです。ここでは観光、食事、ショッピングと総合的に楽しめる后海エリアの魅力をたっぷりとご案内します!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

北京のいにしえの街並み・胡同が残る歴史スポット~后海~

后海「煙袋斜街」。

后海は新旧が上手く共存している素敵なエリア!

后海カフェ

后海を眺めながらゆっくり一休み……極上の時間

北京の古い町並みが観たい」という方におすすめなのが后海エリアです。ここは胡同(フートン)という伝統的な路地が無数に存在し、伝統家屋をそのまま活用したカフェ&バーやショップがすらり並ぶ注目のスポットで、観光客だけでなく、食事やショッピングを楽しむ地元人でも賑わっています。このページでは観光、食事、ショッピングと総合的に楽しめる后海エリアの魅力をたっぷりとご案内していきます!

<DATA>
■后海
住所:西城区后海(什刹海)
TEL:北京旅游諮詢服務中心 010-8401-8677/8403-8677(人力車の乗り場&値段など問い合わせOK)
アクセス:煙袋斜街へ行くなら地下鉄8号線「什刹海」駅から徒歩すぐ。荷花市場は地下鉄6号線「北海北」駅から徒歩5分、南鑼鼓巷は地下鉄6、8号線「南鑼鼓巷」駅からすぐ

 

后海とは?

北京・后海

后海の水面面積は東京ドーム7個強!

后海は北京に数多くある湖の一つで、前海、西海と併せて什刹海と言います。最初にバーやカフェが登場したのが后海周辺だったことと、近年、后海という名称があまりに有名になったこともあり、前海、西海を併せた什刹海一帯を“后海エリア”と呼ぶようになったのです。ちなみに什刹海の別称は后三海。これは什刹海の南、故宮に隣接する北海、中海、南海の総称・前三海に対しての呼び方です。

后海の歴史

北京・后海「胡同」

一歩裏道に入るとひっそりとした胡同が佇む

北京・后海「四合院」

后海エリアには今でも四合院形式の豪邸が点在する

后海が町として発展しだしたのは元代からだと言われています。当初、湖の畔に酒楼が立ち並び、庶民が集う歓楽街として栄えたようですが、明、清代に入ると、貴族たちが邸宅を構える高級住宅地へと変貌していきました。そのため現在も多くの王府や寺院が残っているのです。そして、中華人民共和国成立後は庶民の居住地区となりました。その後、90年代末に后海周辺にぽつぽつとバーが作られ始め、数年後には北京随一のナイトスポットに。また、お洒落なレストランやカフェ、個性的な雑貨店やブティックなども次々と作られ、今では昼も夜も楽しめる一大エンターテイメントスポットとして知られるようになりました。デートを満喫する若い男女の姿も少なくありません!

 

ナイトスポット后海

北京・后海「夜景」

夜の后海には昼間とは違ったワクワクが!

北京・后海「東岸珈琲」

后海の東岸に位置するジャズバー・東岸珈琲

近年ますます夜が長くなってきた北京!ここ后海は北京を代表するナイトスポットの一つで、深夜便で到着してもまだまだ遊べる夜更かしなエリア。それでもレストランやファッション・雑貨などのショップは24時ごろまでには閉まってしまいますが、バーは2、3時までは当たり前、中には明け方まで開いている店もあります。后海のナイトライフは音楽を聴きながらお酒を飲む店がメインなので、踊りたいなら工体エリア、B級グルメを堪能するならグイ街へどうぞ。

北京のナイトスポットについての詳しい情報は「北京のナイトスポット」をどうぞ! 后海エリアのライブハウス「光芒(MAO Livehouse)」、ジャズバー「東岸珈琲(East Shore Live Jazz Café)」、欧米人に人気のクラブ「BED」が紹介されています。

后海の基本情報はここまでです。次のページからは具体的な后海の楽しみ方についてです。「観光」、「ショッピング」、「グルメ」のカテゴリーに分けてご案内していきます。
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