后海エリア／北京(3ページ目)

后海のグルメ1
伝統中華から外国料理のレストランまで多種多様

ナイトスポットとして有名になった后海ですが、最近、お洒落で個性的なレストランが次々と登場しています。昔からあるモンゴル焼肉店「【火考】肉季」や臓物料理を供す「爆肚張」、正統四川料理の「四川飯店」といった伝統中華レストランのほか、湖南料理の「岳麓山屋」や創作中華の「●林酒閣」などのモダン中華、その他、お洒落な各国料理レストランも数多く存在します。このエリアの食事は全体的に高価です。中にはリーズナブルな店もありますが、予算はランチで一人150元、ディナーなら一人200元以上は予定しておくのが無難です。なお、観光客狙いの店もあり、普通に「生ビール」と言うと、50センチもある巨大なジョッキが出てきて1杯200元も請求する……というようなこともあるので、注文時にはメニューを見るか、ウエイターに値段を確認するのがベストです。
●…草冠+市

后海のグルメ2
前海周辺（荷花市場、銀淀橋）＆九門小吃

ショップ同様、レストランにも有名スポットがあって、その代表格は前海周辺の荷花市場と銀淀橋周辺、そして九門小吃の三カ所です。荷花市場のレストランはどれも湖を望める絶景レストラン。しかも夏は湖畔にテラス席で涼やかな風を感じながらの食事が楽しめます。ただし大型でハイクラスなレストランが多く、お値段は高めの設定です。

一方、銀淀橋周辺、特に橋の南側の胡同奥に林立するレストランはお洒落でこぢんまりとした店が多く、予算は荷花市場の店の半分以下でOK。こちらは屋上テラスのある店が多く、胡同の街並みを一望できるようになっています。

三つ目の九門小吃はコッテコテの中華です。3000平方メートル近い広い四合院建築の中に「小吃（伝統軽食）」を供す店がずらり軒を並べる屋台街で、300種類以上の小吃を堪能できます。九門小吃は2006年にオープンした新スポットで、いわゆる小吃のテーマパーク。前門エリアに店を構えていた小吃店が再開発の関係で取り壊しとなり、ここ九門小吃に引っ越してきたというわけです。九門小吃という名前はかつて存在した北京の城壁に前門、宣武門、和平門など9つの門があったことから命名されました。

＞＞＞九門小吃へのアクセスや利用方法など、更に詳しい情報は「餃子に肉まん！北京B級グルメのテーマパーク九門小吃」をどうぞ。

その他、北京のグルメについては「北京のグルメ・レストラン・屋台」をどうぞ。中華から各国料理まで人気レストラン勢ぞろいです。

近年の渋滞＆タクシー不足の影響で、后海エリアのアクセスが年々難しくなっていたのですが、地下鉄6号線の「北海北駅」、8号線の「什刹海駅」、6号、8号の両線が止まる「南鑼鼓巷駅」が開通したことで、アクセスがぐっと楽になり、訪れる人も年々増加しています。今後しばらく后海エリアからは目が離せません！