「たらのこいり」の作り方!真鱈の子とこんにゃくの煎り煮
「たらのこいり」とは、コンニャクと真鱈の子(卵)の煮物で、山形県は庄内地方の郷土料理です。一年中売られているタラコはスケソウダラ(スケトウダラ)の卵です。たらのこいりに使うのは、そのタラコではなく真鱈の卵のため、真鱈が獲れる冬の季節の家庭料理ともいえます。この辺では「たらのこいり」と呼びますが、隣町では「こづけ」と呼びます。コンニャクの代わりに大根で作る地域もあります。また、秋田にもほぼ同じ料理があります。
たらのこいりの材料(4人分)
たらのこいりの作り方・手順
たらのこいりを作る
1:真鱈子は4つ位に切る
真鱈子は4つ位に切る。
2:コンニャクを細長く切る
コンニャクを突きコン状に細長く切る。
最初から突きコンニャクを使っても良い3:コンニャクを鍋で乾煎りして水を切る
鍋にあけて中火にかけ、箸で混ぜながら6~7分乾煎りする。ザルにあけて水を切って鍋に戻す。
コンニャクの匂いが気になるようであれば、水をかけて水を切る4:調味料を入れて10分ほど煮る
ダシと調味料を入れ、少し隙間をあけて蓋をし、10分ほどグツグツ煮て、味を含ませる。
5:真鱈子を加えて煎り煮する
真鱈子を入れ、箸でほぐしながら5~6分煎り煮する。
6:汁気がほぼなくなれば火を止めて蓋をして冷ます
汁気がほぼなくなれば出来上がり。蓋をして冷めるまで鍋止めする。
真鱈子の皮は取り除いてもいいが、食べてもおいしい7:器に盛り付ける
器に盛り付ける。
ガイドのワンポイントアドバイス
コンニャクを乾煎りして水分を抜いてぷりぷりにするのがおいしくするコツです。今日は汁をすっかり煮含めましたが、煮汁を多目にして、汁だくに仕上げてもおいしいです。私も子供の頃は、ご飯に煮汁ごとかけて食べるのが好きでした。おせちに詰めるならしっかり煮含めた方が長持ちします。塩漬け真鱈子を使う場合は、作り方は同じで、塩と醤油を控えめにします。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。