ノルウェー/ノルウェーのグルメ・レストラン

ノルウェーのコーヒー文化(3ページ目)

北欧ノルウェーは最高品質のコーヒーを味わえる国として2000年頃から注目を浴びています。コーヒー摂取量も世界トップレベル!ノルウェー人とコーヒーの深い関わりを紐解いてみました。

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド



世界バリスタチャンピオンを続々と輩出、
スペシャルティコーヒーの到来!

solberg&hansen

ノルウェーのコーヒー水準を高める、国内最大規模のスペシャルティコーヒーの焙煎業者であるソルベルグ&ハンセン社。

2000年以降、ノルウェーの首都オスロでは、コーヒー環境に大きな変化が起こり始めました。各バリスタ大会では優勝者を続々と輩出し、バリスタたちは農家を直接訪れ交流し、レベルの高いロースタリーカフェを経営し始め、独自の手法で焙煎をし始めました。その結果、風味が素晴らしい、品質管理が徹底された「スペシャルティコーヒー」が、一般の人々の生活に普及し始めたのです。

「良質の豆が輸入されるようになったのはここ十年ほどのことです。1999年からのコーヒーの国際審査大会であるカップ・オブ・エクセレンス(COE)が果たしている貢献は偉大なものといえるでしょう。カップ・オブ・エクセレンスは農園と販売者と購入者との間に立ちふさがっていた壁を崩しました。透明性のある情報は、公平で正当な売買取引を可能にします」。そう語るのは、ノルウェーで最大規模のスペシャルティコーヒーの焙煎業者ソルベルグ&ハンセン社の販売担当であるイングリ・ヨハンセン氏(写真右)です。

カップ・オブ・エクセレンスのコーヒーを一般市民に!
国内最大のカフェチェーン店「カッフェ・ブレネリーエ」

kaffebrenneriet_steinar_cupping

お客さんとカッピングをしながらコーヒーについて語るカッフェ・ブレネリーエのオーナー、パウルスルード氏(右)

なんと、カップ・オブ・エクセレンスの入賞豆をヨーロッパで最も仕入れている顧客は、ノルウェーの最大大手カフェチェーン店であるカッフェ・ブレネリーエです。

「ノルウェーのスターバックス」とも例えられる大型チェーン店が、カップ・オブ・エクセレンスのスペシャルティコーヒーを一般市民に普通に提供しているのですから驚きです。



次のページは、レベルが高い、一般人のコーヒー熱についてです。

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