起業・会社設立のノウハウ/起業に関連する助成金・補助金

起業・独立開業時の助成金・補助金の活用法と注意点(2ページ目)

起業・独立開業時に誰でも一度は考える助成金・補助金の受給。ただ、助成金・補助金の受給は魅力的である反面、あらかじめ注意しておくべきことがあります。ガイドが関わった多くの事例をもとに、起業・独立開業時の活用法と注意点について解説します。

中野 裕哲

執筆者:中野 裕哲

起業・独立のノウハウガイド


創業融資も検討しよう

資金繰りを考えると創業融資と同時に検討するのが正解

資金繰りを考えると創業融資と同時に検討するのが正解

助成金・補助金は、お金が入って来るのは半年後、1年後というものが多数。また、確実にもらえる保証があるという性質のものではないため、資金繰り上、あてにすることはできません。このような助成金・補助金の弱点をカバーするためには、創業融資と組み合わせることが最善策です。助成金・補助金一辺倒で検討するのではなく、創業融資の獲得とワンセットで検討することをオススメします。

助成金・補助金の受給を目指すべき判断基準は

いかがでしたでしょうか。一言でいうと、助成金・補助金の受給を検討するならクールヘッドで判断するべし!ということです。ゼロベースで事業展開を検討したとき、たまたま助成金・補助金の受給要件に該当しそうであれば受給ができるように準備する。それが正しい判断基準なのです。

冒頭で書いたような「返済不要の助成金・補助金、今なら●●●万円受給可能!」みたいな魅惑的なウェブ広告に踊らされないよう、くれぐれもご注意を。ゆがんだ経営状態にならないように経営全体のことも検討した上で、助成金・補助金受給を目指すべきかどうかを冷静にアドバイスしてくれるような専門家に相談するべきです。

専門家を味方につける

助成金・補助金の受給要件の確認や申請書類の作成提出、添付書類の収集などには多大な手間と時間がかかります。自分で申請することができるレベルのものもありますが、専門家に依頼しないとキツいものがほとんど。成功報酬で依頼できる専門家に全てを任せてしまうことが合理的です。

そもそも、受給できる可能性のある助成金・補助金の存在を知らない限り、もらえる可能性は0なのです。あとで後悔しないためにも、起業・独立開業を決意した時点で、一度、信頼できる専門家に相談しておくことをオススメします。
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