時短生活/調理を時短するコツ

スープマグで超簡単!手作りインスタント弁当レシピ(2ページ目)

スープマグを使った簡単あったか弁当。近頃流行している野菜のポタージュなど、レシピをもとに自作してマグに入れて持参するのもよいけれど、時間がなければ即席のスープの素でも十分おいしいスープ弁当が作れちゃいますよ。野菜を加えるなどのひと手間アレンジで、お財布にも健康にも優しいスープマグ弁当に、レッツトライ!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

市販のスープの素を、保温調理で具だくさんに

保温調理

発想の転換で、スープマグを調理器具として考えてみると、使い道が広がります。仕事や勉強をしている間に具材に火を通してもらい、それをスープの素の具にしてしまおう、というわけです

コーンスープやトマトスープ、わかめスープなどのスープの素は、時間のない朝食や、お弁当に持参するのにもぴったり。でも、自分で作るスープに比べて、野菜などの具が物足りないのも確かですよね。

一人分の量だけちょっと欲しいときには、スープマグの保温効果を使って、まず具材を茹でてしまいましょう。その後、野菜を茹でるのに使ったお湯は湯切りをして、食べる直前にスープの素と熱湯をそそいで仕上げます。この方法なら、食べるまでの時間があいて温度が下がってしまった時でも、改めて熱湯を注ぐことによってアツアツのスープをいただくことができます。

ちょっとした発想の転換ですが、お弁当だけでなく、受験生の夜食や、ビジネスマンの朝食などにも応用できる便利な裏ワザです。

【材料】
  • スープの素は、お好みのものを。スープの味に合わせ、野菜などの具材の中身も変えます。今回は粉末のカップスープのトマト味を使いました
  • スープの味に合う野菜は、和風スープなら白菜、小松菜、もやしなど火が通りやすい葉物など。豆腐も細かいサイコロ切りにすれば使えます。洋風の場合はキャベツ、人参、じゃがいも、かぼちゃなど。煮えにくい根菜類はスライサーで薄切りにして入れるのがコツ
  • ウィンナー、ソーセージなどもOK。ただし生肉はNGです。基本は「そのままでも食べられるもの」を選んでください
  • 缶詰の豆類、コーンなども便利に使えます

【作り方】
    トマトスープ

    スープマグに野菜と熱湯を入れて持参。火が通ったところで、トマト味のカップスープを溶き入れて作ったスープ。インスタントを超えて、これはもう立派な手作りスープです

  1. スープマグに野菜類を火が通りやすい大きさ、薄さにして入れる。「仕事している間にできちゃう超簡単スープマグ弁当」で紹介したように、じゃがいもや人参など火の通りにくい素材は、スライサーで薄切りにして入れるのがコツ
  2. ウィンナーなども火が通りやすい大きさに。まな板を使わなくても、キッチンばさみで切るだけでもOK.
  3. ひたひたになるまで湯を注ぐ
  4. 野菜の冷たさで湯の温度が下がるので、1分ほど放置してから湯切りをし、再び沸騰した湯をそそぐ
  5. 味付けはせず、そのまま蓋をして放置する。3時間後ぐらいで火が通る
  6. 食べるときに、スープの素をとき入れていただく。湯の温度が下がっていたら、再び湯切りをしてから、改めて沸騰した湯を注いでスープを作る
    ~注:粉末スープの場合、コーンなどとろみのあるスープの素は直接コンテナのお湯の中に振り入れると固まることがあります。とろみ系のスープの場合は、一度ゆでたお湯を湯切りした上で、具材の上にスープを入れて湯を注いでよくかき混ぜてください

フードコンテナはマカロニを茹でるのにも使えます!

インスタントフード

マカロニとパスタソースをスープマグに入れて持参。学校やオフィスで熱湯を注いで調理します。お財布にやさしい、ハンドメイドのインスタントフードです。

保温調理効果のあるスープマグ。家で作って持っていく間に、余熱で材料に火が通るという使い方の他に、オフィスや学校で火を使わずにちょっとした料理をするという使い方もできます。たとえば、マカロニ。製品の袋に書いてあるゆで時間、スープマグに熱湯とともに入れておくだけで、ゆでることができてしまうんです。

ただし、おいしくアルデンテで麺類を茹でたいのなら、やはり直火が一番。保温調理の場合はコシがでにくいので、パスタやうどんなどの乾麺はあまり向いていません。そうめんは塩気とぬめりが残りがちなので、主食として食べるにはちょっとNG。向いているのはマカロニ、春雨、マロニーなどです。

でもこの方法、ちょっと目先を変えたお弁当のバリエーションとしては優秀。とにかく準備がほとんどいらないのが一番のメリットです。さっそく作ってみましょう。

【材料】
  • マカロニ
  • 一人分の袋に小分けされたパスタ用ソース

【作り方】
  1. スープマグにマカロニと塩(小さじ1ほど)を直接入れて、湯は入れずにそのままオフィスや学校に持参する。マカロニの量はスープマグのだいたい半分ぐらいまで。
  2. パスタソースは袋のまま、マカロニと一緒にマグの中に入れて持参する
  3. マグからパスタソースを出す
  4. ひたひたになるまで沸騰した熱湯を注ぎ、マカロニの袋に書いてあった茹で時間放置する。やわらかめが好きな人はプラス1~2分
  5. 火が通ったことを確かめてから、湯切りをする(やけど注意)
  6. パスタソースをからめて、いただく。通常のパスタの量に比べて少なめなので、パスタソース全部をかけると塩辛くなることがあるので、調整しながら

※家からマカロニにお湯を注いで持参してしまうと、コンテナいっぱいにふやけて、到底食べられない状態になってしまいます。マカロニやパスタ、うどんやそうめんなどの乾麺類は長時間の保温調理には向いていません。あくまでも、「茹でる」ためにスープマグを使うようにして。

 

【アレンジ】
  1. 上で紹介したように、野菜類と熱湯をマグに入れて持参したのち、茹でるのに使ったお湯は捨て、改めてマカロニを追加してから熱湯を注ぎます。
  2. マカロニの茹で時間放置したら、全体の湯切りをして、パスタソースで和えれば、具だくさんのマカロニのできあがり
  3. 湯切りをせずにスープの素で仕上げれば、スープマカロニになります

アイデア次第でアレンジいろいろ。ぜひ試してみてくださいね!!

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