バーンアウトを防ぐためのヒント、その1

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一つのことに追われ、バランスを見失っていませんか?

こうしたバーンアウトを防ぐためには、どうしたらいいのでしょう? まずは、一つのことだけにのめり込みすぎないことです。

バーンアウトをしやすい人は、「これだ!」と決めるとそのことに昼夜を問わず邁進し、頑張りすぎてしまう傾向があります。たとえば、働く人は、就業時間が終わっても研修会や勉強会に熱心に参加し、休日も仕事のための情報収集。1日中「オンタイム」の感覚で、仕事のことばかり考えていたりします。

育児中心の母親、受験勉強や就職活動に追われる学生、婚活や妊活に励む女性もそうです。興味や生活のほとんどが「そのことだけ」に占められ、その目標を達成するために、身を削って頑張りすぎてしまうのです。

「そのこと」だけに邁進しても、必ずしも良い結果が得られるとは限りません。たとえうまくいったとしても、「そのこと」だけに思考や生活がとらわれたままでいたら、いずれは疲弊してしまいます。

一つのことだけに熱心にならず、他にいくつもの「大切なこと」があることに気づき、心のエネルギーのかけ方を分散させることが、バーンアウトを防ぐためにはとても大切なことなのです。

たとえば、仕事だけでなく「家族との時間」も楽しんでいる、子育てだけでなく「自分の時間」もキープしている、勉強や就活だけでなく「部活」や「友だち付き合い」も充実している、結婚や妊娠への努力だけでなく「仕事」も大切にしている・・・・・・このように、エネルギーを一つのことだけに燃やすのではなく、自分の周りにある「大切なもの」にも気づき、それらを育んでいくことが、とても重要なセルフケアになるのです。

バーンアウトを防ぐためのヒント、その2

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「ムダ」に思える時間こそセルフケアになる

また、気分転換の方法をいくつか持つことも大切です。毎週楽しみにしているテレビ番組がある、休日にはプールに行ったり、ライブに行ったりしている、たまにはブラブラ目的もなく街歩きをする・・・・・・こんな何気ないことでもいいのです。

多様な気分転換方法を持つことを「コーピング・レパートリー」といいます。あくまで気分を変えるための手段なのですから、難しく考える必要はありません。

目的もなくそのへんを歩きながら、「ああ、気持ちのいい散歩だ」と思えたり、偶然入った映画館で気持ちがスカッとしたり、店先で心ときめくコーヒーカップに出会ったり・・・・・・。そんな小さなことこそ、実はいちばんリラックスでき、大きな気分転換になります。

また、たまには友だちと会ってじっくり話すことも、とてもよい気分転換になります。グチをこぼすだけでモヤモヤしていた気持ちが楽になりますし、漠然と感じていることを言葉に出して受け止めてもらうだけで、今の自分の状態を自覚するきっかけになります。

バーンアウト対策がうまくいかないときには

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うまくいかない場合は専門家に相談してみよう

「自分はバーンアウトしているのかも」と思ったなら、まずは上の2つのポイント(のめり込みすぎない、気分転換をする)を試してみましょう。

「やってみてもうまくいかない」「うまく取り組めない」という場合は、カウンセリングを利用してみてもいいと思います。カウンセラーに話すことで、自分の考え方や行動のパターンを理解することができますし、無理のないライフスタイルや気分転換の取り入れ方を発見し、自分らしいライフスタイルを考えるきっかけにもなります。

また、上の2つのポイントについて、「する気も起こらない」「何をしたらいいのか考えがまったくまとまらない」という場合、治療が必要なほど心が疲れ切っていたり、医療的なアセスメントが必要な状態なのかもしれません。メンタルクリニックへの相談を検討してみるといい思います。

必要に応じた薬の処方など、その人にあった治療法を提案してもらうことができますし、治療が必要な場合、早めに開始するほど、早めの回復が期待できます。また、生活改善の指導や、必要に応じて適切な専門機関への紹介を受けることができます。
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