新エネルギーマネジメントシステム

新エネルギーマネジメントシステム

新エネルギーマネジメントシステム

さて、「パークタワー西新宿エムズポート」(三井不動産レジデンシャル)には、もうひとつ注目の新サービスがある。それが高圧一括受電と蓄電池設備、太陽光パネルといった昨今急速に普及しつつある発電と蓄電を組みあわせた仕組みに加え、ピーク時の電力を下げることで生じるメリット(基本料金の削減)を共用、専用問わず棟全体でマネジメントすることで、入居者にそれを還元することができるシステムを搭載したこと。「見える化」もタブレット端末の配布するなど、より分かりやすく伝える工夫を盛り込んだ。

詳しい内容は、同社のリリースあるいは、記者発表会のプレゼンテーション録画(約8分)をご覧いただきたい。
リリース
プレゼンテーション

さて、新サービス導入はうれしいニュースだが、設備を伴うアイデアには長期的な見方が欠かせない。お金がかかわってくるなら、スキームを理解する必要がある。そこで、三井不動産レジデンシャルにいくつか質問を投げかけてみた。理解の深まる回答が得られたので、これをそのまま全文掲載する。検討者はもとより、最新マンションの動向をチェックされている方は参考にしてほしい。

エネルギーマネジメントシステムに関する質問

Q1.高圧一括受電と蓄電池を組み合わせた仕組みは「エレコさん」として昨年発表されましたが、今後はどう使い分けていくのか。選択の基準はどこにおいているのですか?(エレコさんについてはこちらを参照)

A.「エレコさん」は東京電力からの受電を前提としており、本物件のようにデマンドレスポンスによるピークカットをしても、そのアクションに対するインセンティブを居住者様に還元することができません。NTTファシリティーズで一括受電することにより、エネットから受電することができ、エネットがピークカットに対するインセンティブの原資を出して、NTTファシリティーズ経由で居住者様に還元することができます。つまり、本物件のように高度なエネルギーマネジメントシステムを導入し、デマンドレスポンスによるピークカットを実現させる場合は、エレコさんではなく、NTTファシリティーズ(エネット)を選択することになります。

HEMSタブレット画面イメージ

HEMSタブレット画面イメージ


Q2.HEMSとMEMSに付随する設備の耐用年数とメンテナンスコストは購入者にどのように説明されていますか?蓄電池と太陽光パネル、タブレット端末については具体的にお教えください。

A.太陽光発電パネル、蓄電池、MEMSに限らず機械式駐車場、給水ポンプ、インターホンなどのマンション共用設備は、各耐用年数とメンテナンスコストを基にして、長期修繕計画を立案し、居住者様(管理組合様)が将来更新する際に必要となる費用を毎月積み立てて行く「修繕積立金」としてマンション販売時にご案内しています。マンション共用設備は多数ありますので、各設備で表示するのではなく、電気設備や給排水設備など中項目ごとにまとめてご提示しています。なお、タブレット端末はマンション共用設備ではなく、専有部の一部として引渡をいたします。ポータブル商品ですのでイメージとしては居住者様へのプレゼントと言い換えた方がわかりやすいかもしれません。

MEMS制御イメージ

MEMS制御イメージ


Q3.ピーク情報とありますが、電力会社が電力不足を呼びかけない場合、どのラインをピークと設定するのでしょうか?また、省エネで還元されるポイントの原資はどこからくるのでしょうか?

A.管理組合の経済的なメリットとしては、電力会社供給先全体ではなく、マンション全体の電力需要のピークカットをすることにより、電気基本料金の算定基準となる契約電力量(マンション全体の最大使用電力量)が下がるため、マンション全体のピークをカットするような設定にします。環境や社会的意義からすれば、自動制御をしてまでピークカットする必要があるタイミングは、電力会社の供給を需要が超える時(電力不足の時)ですので、それ以外のタイミングでは、各自が任意に節電をすればよいと考えております。ポイントの原資についてはQ1に記載させていただいております。

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