簡単なのに効果大! おすすめしたい「ツボ押し」
ツボ押しされることで毛乳頭細胞が活性化され、毛根のIGF-Iが増える
そして、実は今回紹介するツボ押しでも、知覚神経を刺激してIGF-Iを増やすことが可能です。というのは、指で直接頭皮のツボ押しをすることで毛乳頭細胞が活性化され、毛根のIGF-Iを増やすことができるからです。
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抜け毛・薄毛の大きな原因のひとつが、男性ホルモンの代謝物DHTなどによる毛乳頭細胞の働きの低下。このような事態を防ぎ、育毛・発毛を促すために、IGF-Iを増やす食生活や生活習慣、シャンプー、ブラッシングだけでなく、ぜひ、ツボ押しも日々の生活に加えてみましょう。毛乳頭細胞が活性化し、抜け毛・薄毛にブレーキをかけることが期待できます。
では、ツボ押しには、どんな効果があるのでしょうか。主なメリットを整理してみます。
- 頭皮の血行が促進され、新陳代謝が活発化。肩こりの防止・改善、顔の皮膚のたるみ防止、ハリをキープするなどの効果が得られる
- 頭皮直下にある知覚神経や副交感神経が適度に刺激されて、全身リラックス。全身の血流がスムーズになって心腎機能が活発化、脂質や老廃物などが尿とともに排泄されやすくなる
- 短い時間で手軽にできるため習慣化しやすい。マッサージの時間が増えやすく、抜け毛・薄毛対策に取り組む意志が強化される
短時間で自らの手を使うだけという手軽さの割に、大きな効果が期待できる「ツボ押し」。早速そのやり方をチェックしてみましょう。
初心者向け「3つのツボ」を確認
今回紹介するツボは3つ。他にも髪の毛、頭皮の状態を改善するツボはたくさんありますが、一度に覚えるのも少々無理があります。まず、この3つのツボから挑戦してください。最初に下のイラストを見て、自身の百会(ひゃくえ)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)のツボ位置をチェックしてください。
ツボの位置を実際チェック!
- 百会(ひゃくえ)……ちょうど頭のてっぺん。左右の耳から頭上に上がる線と、鼻の延長戦上にある線がクロスした点
- 天柱(てんちゅう)……首後ろの太い筋肉のすぐ外側の窪んだ部分
- 風池(ふうち)……天柱よりも指1つ分、外側にある窪んだ部分