紫外線が強くなる季節は、体の内側からもケア
紫外線が強くなる時期は、スキンケアはもちろん、体の中からも美白ケア対策をしておきたいもの!
紫外線を大量に浴びると、メラノサイトが異常に活性化されメラニンを増産。さらに、紫外線により皮膚細胞がダメージを受けることで新陳代謝が衰え、メラニンを排出しにくくなって、結果、色素沈着やシミを引き起こす原因になるのです。
そんな状況を回避するために、エステに通ったり、高級な美白クリームを使ったりするのもひとつの手ですが、どんな方法でもすぐに美白が叶い、それが継続するということはありません。「継続して行う」ことが一番大切。そこで今回は、誰でも簡単に毎日継続できる「食事で美白ケア対策」についてご紹介します!
美白のために摂りたい、必須成分とは?
まずは、美白ケアに必要な成分からご紹介します。未然に美白を守るための「抗酸化作用のある成分」、紫外線を浴びてしまった肌を回復させるための「肌の代謝を高める成分」、2つのカテゴリに当てはまる成分をバランスよく摂ることが理想的です。★抗酸化作用のある成分
色の濃い野菜にはβカロチンがたっぷり!
日焼けすると活性酸素が生まれ、シミや色素沈着などを引き起こす原因に。そこで、抗酸化作用のある成分を多く摂ることで、メラニン色素の生成を抑制しましょう!
・ビタミンC
・ビタミンE
・β-カロチン
・セレン
・リコピン
・アスタキサンチン
・エラグ酸
★肌の代謝を高める成分
紫外線を浴びたり、エアコンの乾燥でダメージを受けてしまった肌は、新陳代謝が衰えた状態。代謝を活発にしてメラニンの排出を助ることで、シミになるのを防ぎます。
・ビタミンC
・ビタミンB2
・亜鉛
・L-システイン
肌ダメージの回復に、抗酸化成分と代謝アップ成分は不可欠。常に意識して摂っておくことで、回復機能がスムーズに働き、日焼けに負けない美白肌の維持に役立ちます。
押さえておきたい!美白ケアの5大成分
ご紹介した成分の中でも、高い美白効果を持つのがこちらの5つの成分。『L-システイン』『リコピン』『アスタキサンチン』『エラグ酸』『ビタミンC』です。これらの成分が持つ主な働きと、多く含まれている代表的な食品もチェックしてみましょう!・L-システイン 【大豆、ハチミツ、小麦胚芽】
ハチミツにはL-システインが豊富
・リコピン 【トマト】
リコピンで肌ダメージを修復
ビタミンEの100倍の抗酸化力を持つといわれている、リコピン。紫外線によって受けた肌ダメージを修復する働きがあります。生だけでなく、トマトジュースやトマトソースなど、加工されたものは、さらに美白に役立つ作用が活性化されるのだとか。料理に活用しやすい点も便利です!
・アスタキサンチン 【鮭、鯛、エビ、カニ、イクラ】
鮮やかな赤色がアスタキサンチンの証!
・エラグ酸 【ザクロ、ベリー系の果物】
エラグ酸には強い抗酸化作用がある
・ビタミンC 【ブロッコリー、パセリ、レモン、ジャガイモ】
果物全般、ビタミンCが豊富
ピンポイントで美白効果のある食品を食べるのも良いですが、相乗効果のある食べ物を効率的に摂取することで、さらに美白への近道に! 次の項では、美白に役立つメニューをご紹介します。
身近な食べ物の相乗効果で、効率的に美白ケア!
美白・美肌づくりに欠かせないのがコラーゲン。コラーゲン生成のために、ビタミンCとたんぱく質の同時摂取がオススメです。そこで、たんぱく質がたっぷり含まれた【ササミと牛乳、粉チーズ】、ビタミンCが豊富な【ジャガイモとブロッコリー、パセリ】を使用したこんなレシピはいかがでしょうか?★ジャガイモ、ブロッコリー、ササミの美白のミルクスープ
材料:【1~2人分】
ジャガイモ……1個
ブロッコリー……半分
鶏ササミ……1枚
牛乳……1カップ
コンソメ……2個
塩、コショウ……少々
お好みでパセリ、粉チーズ……適量
材料を一口大に切り、他の調味料と牛乳・水適量を加え、火が通ったら完成!
美白に欠かせないL-システインは、ビタミンCとの相乗効果により、美白効果がアップ! そんな性質を最大限に生かす、ビタミンCが豊富な【ジャガイモ、パセリ】と、L-システインが豊富な【豆乳、ハチミツ、小麦胚芽】を使用したメニューをご紹介します。
★豆乳ポテトパンケーキ
材料:【1~2人分】
ジャガイモ……1個
卵……1個
豆乳……カップ1/2
砂糖……大さじ1
薄力粉……50g(あれば小麦胚芽)
ハチミツやパセリ、粉チーズなど……適量
ジャガイモをすりおろし、他の材料と混ぜ合わせたらフライパンで焼くだけ。甘めがお好みならハチミツ、おかず系ならパセリと粉チーズを散らせて完成!
いろいろな材料を組み合わせて、一度にたくさんの成分が摂れる料理はとても効率的。「料理は面倒!」という方は、なるべく成分の組み合わせに気をつけて、バランスをとりながら美白ケアを目指してください。
ピンポイントに成分を摂りたい場合は、食事にプラスしてサプリメントを活用してもOK。いずれにしても、毎日続けることを意識しましょう!