ナトリウム濃度がポイント!
電解質を補給
通常のウォーキングでは、市販のイオン飲料で充分ですが、真夏の屋外で、大量の汗をかいた場合は、急な脱水を起こす可能性があるため、吸収をよくするために、ナトリウム濃度を少し高いものを補給する必要があります。
急な脱水の際は、塩分濃度の高い「経口補水液」が症状改善に良いとWHOでも発表されています。日本では、2004年消費者庁特別用途食品大塚製薬 WHOの基準よりもナトリウム濃度が3割程高いものが市販されています。
簡単手作りドリンク
今回は、真夏ウォーキングに適している、ドリンクを二種類ご紹介します。手作りドリンクは、衛生面を考慮して、一度に作る量は1リットル程度にとどめ、作り置きは避けてください。
【ウォーキングの際の手作りドリンク】
真夏ウォーキングの際に失われやすい水分・ミネラル補給は勿論のこと、レモンやライムなどのクエン酸は疲労物質の消去に役立つと言われています。
また、はちみつに含まれている果糖は吸収が早く、エネルギーとして使われやすいだけではなく、はちみつには、果糖のほかに、ビタミン、カリウムマグネシウムミネラルなども含まれていますので、体力の消耗が多い真夏のウォーキングには、適している食品といえます。
材料:1リットル はちみつ大さじ2~3 塩小さじ1/2 レモン・ライム半分
ウォーキングの後に、コップ一杯程度の牛乳(たんぱく質)をとると、血液の量が増えることにより、体温調節する機能が改善され、熱中症になりにくい身体になると言われています(豆乳やヨーグルトでもOKです)。
【脱水時の補給ドリンク】
脱水の際の経口補水液は、ナトリウムや水分を効率よく吸収させるために、血液よりも浸透圧が低い方が望ましいとされています。
塩分量が多いので、高血圧や心疾患の方は医師に相談してください。
材料:水1リットル、砂糖小さじ4杯、塩小さじ1/2 重層少々(加えると水分の吸収が良くなります)
作り方:上記を混ぜるだけです。
気温が35度を超える時などのウォーキングの際に、脱水の予防に持参するのもおすすめ。また、市販の経口補水液を自宅に常備しておくのも便利です。
こまめな水分補給で夏ウォークを楽しもう
こまめな水分補給でトラブル解消
自らの身体を動かし、汗を流すことは、新陳代謝が高まり身体の老廃物を排出し、更に筋力アップにもつながりますので、「美」と「健康」に良い影響をもたらします。ウォーキングの際に少しでも体調の異変に気がついたら、風通しの良い日陰で衣類をゆるめて休みましょう。更に、アイスバックなどで首元などの動脈を冷やす応急処置を。
夏バテしない、暑さに強い身体作りが、秋に向けての身体作りに大きく影響しますので、無理ない範囲でウォーキングを継続しましょう。