「wagashi asobi」
国内外で和菓子のイベントを行ってきた和菓子職人ユニット「wagashi asobi(わがし あそび)」。東京・長原にこの4月、待望の実店舗をオープンしました!店舗「wagashi asobi」
老舗和菓子店で職人として勤めながら、「wagashi asobi」の名で、様々な分野の人と和菓子を介してコラボレート活動をしてきた稲葉基大さんと浅野理生さん。2011年4月、和菓子店の職を辞して独立すると同時に東京・長原に店舗を構えました。店舗「wagashi asobi」の和菓子は「ハーブのらくがん」と「ドライフルーツの羊羹」の2つのみ。
「ハーブのらくがん」
ハーブやフルーツなどを使った「ハーブのらくがん」は、常時4~6種類揃います。中でも、りんごにも似た「カモミール」や、爽やかな「ローズマリー」にwagashi asobiらしさを感じます。舌の上で香りが膨らみ、余韻は薫風のよう。口に含むとすっと溶けるのは、肌理の細かい粉砂糖を使うため。粉砂糖は純度が高く雑味がないため、繊細なハーブの風味も際立ちます。多くのらくがんは日保ちのするものですが、「ハーブのらくがん」の日保ちは、わずか30日。ハーブの香りや色は、光や時間の経過にとても弱いもの。たとえばカモミールやハイビスカスのドライの花は、使う直前に粉砕するなど、作る際も気を配ります。