東京マラソンは初日で定員超え
「東京マラソン」ビルの谷間を走るのも大都市マラソンの魅力?
東京マラソン2012のフルマラソン定員は35500人で、このうちには100人はエリート枠、東京マラソン公式クラブ「ONE TOKYO」プレミアムランナー枠が3000人、チャリティー料10万円を要するチャリティーランナー枠が3000人が含まれていますから、一般募集枠は29400人となります。そうしますと、母数と子数にどれを使うかで倍率が変わってしまうのですが、エリートとチャリティランナーを除いて計算すると、発表通り9.6倍程度となります。
この数字は2011大会のマラソンだけの倍率約9.2倍に比べてさらに当選する上で困難になったように感じますが、当選率の高い東京マラソン公式クラブプレミアムランナー枠や、先着順チャリティーランナー枠を加え平準化して考えると昨年とほとんど同じとなります。
応募数は昨年並みの東京マラソン
倍率で比較するとややこしくなるので、単純に応募数で比較してみましょう。2011大会のマラソン申込者数は294469人でした。2012大会は282824人ですが、これに東京マラソン公式クラブプレミアムランナー枠への応募者12721人を加えると295545人となります。2012大会は2011大会に比べて1076人の増加となりますが、倍率は約9.2倍です。さらにチャリティーランナー応募者が定員を大きく割り込むようだと、総数(マラソン部門に限る)でも昨年を下回りかねない状況も考えられます。
【東京マラソンのマラソン応募数推移】
開催年 定員(一般) 応募者数
2007年 25000人 77521人
2008年 25000人 130062人
2009年 30000人 226378人
2010年 32000人 272134人
2011年 32000人 294469人
2012年 32400人 295545人
東京マラソンの応募者数は、第四回となる2010年大会までは大きく伸びていたのですが、2011年大会ではやや伸びが鈍化しました。この傾向はこのサイトでもすでに指摘していますし、予想されたことではありますが、一方の関西エリア&名古屋での相変わらずの超人気振りはどう判断すべきなのでしょうか。