お土産に、お茶のお供に、熊本名物「いきなり」団子
輪切りにしたさつまいもと餡を小麦粉の生地で包んで蒸し上げる、熊本県に昔から伝わる素朴な味わいの郷土菓子。
名の由来は短時間で作れる意で「いきなり」作れるという説と、生の芋を調理することから「生き成り」といった説が存在し、繁忙期の農家のおやつとしてうまれた料理とされます。戦後、食糧難の際には餡を入れない「いきなりだご」が多く振る舞われたと言われています。
今では熊本県おふくろの味として、おやつに定番の一品として、全国各地の物産展などで大人気。
名の由来は短時間で作れる意で「いきなり」作れるという説と、生の芋を調理することから「生き成り」といった説が存在し、繁忙期の農家のおやつとしてうまれた料理とされます。戦後、食糧難の際には餡を入れない「いきなりだご」が多く振る舞われたと言われています。
今では熊本県おふくろの味として、おやつに定番の一品として、全国各地の物産展などで大人気。
レシピ協力:ロケーションリサーチ株式会社
いきなりだごの材料(8人分)
いきなりだごの作り方・手順
いきなりだごの作り方
1:
生地を作る。ふるいにかけた小麦粉、だんご粉、砂糖、塩をボウルであわせ、熱湯を少しずつ入れながらまぜていき、耳たぶくらいの固さになるまで練る。その後ラップで包んで30分寝かせる。
2:
餡を作る。さつまいもの皮をむき厚さ5mmの輪切りにした後、水に約10分さらしてあく抜きをする。その後ペーパーなどでしっかりと水気をふき取り、さつまいもとつぶあんを交互にのせた餡(ともに2かたまりずつが目安)を8つ作る。
3:
1で出来た生地を8等分にし、だんご粉を打粉にそれぞれ手のひらぐらいの大きさにめん棒で薄くのばし、2の餡を底の部分で包みこみ、約25~30分蒸す。
4:
蒸しあがったら完成。召し上がるまでに固くならないよう一つずつラップで包んで保湿させます。
ガイドのワンポイントアドバイス
「いきなりだご」は熊本県の郷土菓子。家庭におけるおやつや来客へのもてなし、日常のお茶請けとして作られてきました。美味しく召し上がるコツはできたてを食べること。つぶあんをこしあんにしたり、さつまいもとつぶあんの量を調整するなどして、気軽にお試しください。あわせる飲み物はもちろん、日本茶です。保存はラップをし冷蔵庫へ、食べる際はそのままレンジで十数秒。翌日内には召し上がって下さい。(銀座こじま屋 店主 三國)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。