ちくわとパンの相性の良さに開眼!
先日、北海道を旅行したときに、朝ごはんにパンを買おうと目についたチェーンパン屋さんに入りました。そこで出会ったのが“ちくわパン”。Twitterで「札幌でちくわパンなるものを発見!」とつぶやくと、あるパン屋さんのシェフが「札幌と言えば、ちくわパンでしょ」と返信してくれたのです。驚いて、別のパン屋さんに入ると、そこでも違うタイプのちくわパン発見! ちくわもパンも大好きな私は、やられた感に襲われ、さっそく自分でも作ってみました。
ちくわパンの材料(6個分)
ちくわパンの作り方・手順
チーちくinトマトパン
1:
ちくわに縦に切り目を入れて、ちくわの穴に合わせて細長く切ったクリームチーズを詰める。使うまで、冷蔵庫に入れておく。
2:
フランスパン専用粉、塩、砂糖、スキムミルク、インスタントドライイーストをボウルに入れる。
3:
2をホイッパーでよく混ぜる。
4:
別のボウルに卵黄を入れ、ほぐす。
5:
4にトマトジュースを加えて、よく混ぜる。
6:
3の粉の中心をくぼませて、5をくぼみに流し入れる。
7:
ゴムベラでざっくりと全体を混ぜ、手早く粉に水分を吸わせる。
8:
粉けがなくなったら、生地を台にとり出す。
9:
こねる。かなりゆるく、ベタつく生地なので、カードを使うとよい。生地をカードで手前に折り、もう片方の手で手前から向こうへ押し出す。これをくり返す。
10:
10~15分ほどこねると、なめらかな生地になってくる。
11:
生地がある程度まとまったら、無塩バターを加える。冷蔵庫から取り出したバターはラップに包み、麺棒などで軽く叩いて、薄くし、生地の上にのせる。
バターは暑い季節は特に溶けやすいので、室温に戻さず、冷蔵庫で冷やしておいて、使うときに麺棒で叩いてやわらかくするとよいでしょう。12:
バターと生地を握るようにして、手早く生地になじませる。
13:
バターのかたまりが見えなくなったら、軽くこねる。
14:
手に生地がほとんどくっつかなくなったら、こね上がり。丸くまとめて、ボウルに入れる。
15:
水にぬらして固く絞った布巾をかぶせ、28℃くらいの室温で50分、オーブンの発酵機能を利用するなら、30℃に設定して40分ほど一次発酵させる。
16:
2回りくらい大きくふくらんだら、軽く打ち粉した台にとり出す。
17:
生地をカードやスケッパーで6等分にする。
18:
生地のきれいな面を下にして、周囲の生地を中心に集めてつまみとめ、丸める。
19:
とじめを下にして台に置き、水にぬらして固く絞った布巾をかけて、10分休ませる(ベンチタイム)。
20:
ベンチタイム後の生地は、とじめを上にして台に置き、手のひらで軽く平らにし、上から1/3折って、指先で軽く押して接着する。
21:
生地を上下逆にして、同じように1/3折り、接着。
22:
さらに2つに折り、端と端をきっちりつまみ留める。
23:
両手で生地を転がし、長さ40センチほどに伸ばし、冷蔵庫からとりだした1のちくわに巻きつけていく。
24:
最初にひと巻きしたら、生地の端をきっちりつまみ留めて、はずれないようにする。あとは、わずかに隙間をあけながら、最後まで巻いていく。
25:
最後は、生地の端をきっちりつまみ留める。
26:
オーブンシートを敷いた天板に、間隔をあけて生地を並べる。
27:
水にぬらして固く絞った布巾をかぶせ、28℃くらいの室温で40分、オーブンの発酵機能を利用するなら、30℃に設定して30分ほど最終発酵させる。
28:
ひと回りほど大きくなったら、170℃に温めたオーブンで15分ほど焼く。
29:
うっすら焼き色がついたらオーブンからとり出し、網などにのせて冷ます。
きれいなオレンジ色の焼き上がりにしたいので、オーブンの温度は低めです。焼き色もあまりつかないほうが、きれいな仕上がりです。ガイドのワンポイントアドバイス
ちくわパンという名前ゆえ、ジャンクなイメージですが、トマトと魚介と考えれば、地中海風かも?? 撮影を担当してくれている野口さんからは「バジルを入れては?」との提案もいただきました。ということで、地中海風を意識するなら、冷えた白ワインと一緒に。でも、ビールやソーダと一緒にガブッっといくのもいいのです。(パン制作/松野玲子 スタイリング・撮影/野口英世)
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。