北京/北京の観光・世界遺産

北京の博物館(5ページ目)

北京には故宮や万里の長城など世界遺産や歴史遺産が星の数ほど存在するので、なかなか博物館まで目がいかないのですが、実は、北京はロンドンに次ぐ博物館数を誇る文化芸術都市なのです! このページでは北京の博物館に関する基本情報、おすすめの博物館を一挙ご紹介です!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

専門博物館7「中国紫檀博物館」
世界最大規模、最高レベルの紫檀博物館

中国紫檀博物館

最上階で公開される天壇の祈念殿。10分の1の大きさで再現されている

中国紫檀博物館

管理の行き届いた清潔な館内

およそ2億5000万元(30億円以上)をかけて、1999年にオープンした私立博物館。4階建ての建物の中に、明代、清代の本物のアンティーク家具や調度品約1000点が展示されています。紫檀で作った天壇の祈念殿、四合院や胡同の精巧なミニチュア模型、清朝皇帝の寝室(再現)など見所満載。

紫檀とは木目が美しく、硬いことから家具材として重用される銘木で、甘くウッディーな香りでも有名。優雅な香りに包まれながら館内を歩く……そんなリラックスタイムを堪能できる博物館です。

<DATA>
中国紫檀博物館
住所:朝陽区建国路23号
TEL:010-8575-2818
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)毎週月曜定休日、春節時休館
チケット:50元
アクセス:地下鉄1号線「四恵東」駅から東へ徒歩10分

 

専門博物館8「北京古観象台」
現存する世界最古の天文台

北京古観象台

現在でも実際の測定を行えるといわれる機材

北京古観象台

四合院風のこじんまりとした展示室

明代1442年に作られた、現存する世界最古の天文台。1929年まで564年間、観測が続けられていました。城壁のように見えるのが観測台で、その屋上に天体の角度を測定する「紀限儀」、天体の黄経を測定する「黄道経維儀」、天体の方位を測定する「天体儀」などの機材を展示しています。観測台の西側は四号院になっていて、そこに簡単な展示室があります。

地下鉄建国門駅隣と立地条件がよく、30分程度で見学できる小ぶりな博物館。建国門付近に用事がある際、プラスαとして見学することも可能。ただし、観測台にはもちろん屋根がありませんので、晴の日を選んでお出かけください。

<DATA>
■北京古観象台
住所:東城区建国門東【衣偏+表】【衣偏+背】胡同2号
TEL:010-6526-8705
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)毎週月曜定休日
チケット:10元
アクセス:地下鉄1号線「建国門」駅(C出口)すぐ
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