好き嫌い

野菜が嫌いなんじゃなくて慣れてないだけだよ~。

子供の食べ物の好き嫌いは多くの親が持つ悩み。好き嫌い以前に、食べ物を口にしてくれない……というケースも少なくないようです。

今回は、1~4歳くらいの幼児の好き嫌いについて、この年代の特徴などを考慮した対応策をお伝えします。子供が食べ物に慣れ、様々な食材を味わえるようになるには時間がかかります。親が慌てて「うちの子は野菜嫌い」「食べず嫌い」などとレッテルを貼らずにゆっくり食育しましょう!

好き嫌いが出てくる1~4歳児の食事

1歳前後の赤ちゃんは、口当たりがよければ野菜や肉を含め何でも食べる傾向があります。しかし1歳を過ぎると、味や色、そして食べ物の形に敏感になってくるため、今まで食べていた物を好まなくなることもあります。

突然の子供の好き嫌いに不安になったり、軽いパニックを起こしてしまう親もいるようですが、色々な物の区別ができるようになった証拠で悪いことではありません。むしろ喜ばしいことで、これも成長の一過程だと分かっていると、余裕を持って対応できるかと思います。

1歳児に限ったことではありませんが、食べ物の形や大きさを変えたり、調理法や味付けを変えるだけで食べてくれることもあります。例えば小さい子供は軟らかいものが好きだと思い込みがちですが、少し歯ごたえがあった方がよく食べてくれる場合もあります。野菜なども煮込んだり茹でたりするだけでなく、炒め物や生野菜のままで出してみるのも手。歯の本数や口の大きさを考慮して、一口大に切ったり、刻んだりしましょう。

ルーチン(同じ事のくり返し)が好きな1~4歳児の食事

食育

慣れてるものと、そうでないものが分かるんだよ!成長してるんだよ~。

3~4歳くらいまでは、新しい物に興味を示すより、避けたがる様子も見られます。同じパターンのくり返しの方が安心する年齢であることを理解しておくと対応しやすいはず。食べ物も同じです。馴染みのある食べ物を好み、いわゆる「ばっかり食べ」も見られます。しかしこれも成長の一過程なのであんまり神経質にならなくて大丈夫。

1歳時の場合は、慣れない食品やあまり好まない食品を先に食べさせ、その後子供が好む物を十分に与えます。お腹が空いていれば慣れない料理でも割と食べてくれるはずです。

1歳後半~4歳の場合は、空腹時に慣れないものを与えても、手をつけないケースも出てくると思います。慣れない食材・料理はごく少量のみを皿に取り分けましょう。もし口にしないようでしたら、強要はせず食卓に何度も出し続けましょう。子供は大人の真似をします。大抵の場合は、大人がおいしそうに食べているのをくり返し見ているうちに、自然に口にするようになります。

食材を隠すのは食育面からあまりよくないという人もいますが、食材に慣れるまでは何でもあり! 一部の食材を混ぜて分からないようにし、残りは形を残しておくものよし。一時期偏食があっても、毎日楽しい食卓を囲んでいれば食べれるようになります。肩の力を抜いて食育しましょう! この時期に「野菜嫌い」などと決め付けないようにしましょう。慣れていないだけです。

意地っ張りな2~4歳児の食事

自立心が芽生える頃です。親が言うこととまったく逆のことをしたがる様子も見られます。無理に食べさせようとすると逆に意地を張って嫌がることもあります。無理して食べさせられているうちに「これは無理して食べる嫌いな食べ物」という概念が定着してしまう可能性も。無理に食べさせずに「あら、これとってもおいしいわ~」と言ってポジティブな印象を与えておきましょう。

しかし、出された食事はあまり残さないないようにも食育をしたいもの。最近は、何の迷いもなく口に合わなければゴミ箱に捨てるようなケースも以前よりは増えてきているようです。上にも書きましたが、慣れていない食材はごく少量に留め、大半は食べれるように食事の内容を調整しましょう。

人の物には興味がある2~4歳児の食事

何度も食事に出しているのに食べない場合は、「ママこれ大好きだからもらっていい?」と言ってみるのも1つの手。いつもちょうだいと言われると、逆に興味がわいてきて口にする子もいるはず。また、子供のお皿には一切とりわけず、大人だけが物凄くおいしそうにして食べているとつい欲しくなる子もいます。「これは大きいママとパパだけが食べるのよ。とってもおいしいわ」などと言うと「ぼくも大きいからちょうだい」と言ってくるかもしれません。他の子供たちと一緒に食べる機会を作ったり、外食して雰囲気を換えるのも手段の1つでしょう。

子供の好き嫌い……栄養面では大丈夫なの?

食べ物

子供は本能的に食べるべき量が分かっています

栄養学的に見れば、食べない食材や料理が10~20程度あったとしても、ほとんどのケースは十分に栄養が摂れているはずです。栄養的にまずいケースは、子供がミルク、お菓子、ジュースばかりを摂ってしまうケース。

実際にこういった食生活が原因で、貧血、低体重、便秘などで子供が入院してくることもありますが、これらは子供の偏食が原因ではなく、親のネグレクト・無関心が原因のことが多いです。何が言いたいかというと、大抵の場合は親が色々な食品を与えれば、子供は本能的に体が必要な栄養素を摂取するので、極端に心配する必要はないということです。

それでも少しでも偏食をなくしたい方は、子供に比較的人気があるトマトソース、あんかけ、ミルク系ソースの料理などを試してみて下さい。いくつかの料理が食べられるようだったら、まずは栄養面・栄養失調などを気にすることはありません。ただし、「ばっかり食べもしない」「本当に何も食べない」状態が続いたり、体重が減ったりする場合は、何か別の問題が潜んでいる可能性もありますので、医師に相談するようにしましょう。

食事は楽に楽しもう! 食育はゆっくりと

食事

食事がストレスの時間にならないように。そうなると、子供も大人も楽しくない。

ガイドは「食事は楽に楽しく」をモットーにしています。離乳食・幼児食をストレスになるほど一生懸命作りすぎる必要はないと思っています。毎日の調理のストレスで、子供に嫌いなものでも無理をして食べるよう叱ってしまう人もいるようです。

離乳食・幼児食は、親が食べている食事に少し工夫を加えるだけでできるはずです。子供は数年も経たないうちに親と全く同じものを食べはじめるわけですから、極端に薄味にしたり、離乳食・幼児食の本を見て特別なバランス料理を作る必要もないと思っています。

仮に親である自分たちが食べているものを幼児に与えるのが心配な場合は、子供の食事ではなく親の食事を見直す必要があるのかもしれません。



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