州によって違う! カナダの宿泊税
カナダには連邦政府の消費税(GST)と、各州政府の消費税(PST)の2種類があり、GSTとPSTを合算したHSTという税制を適用している州もあります。さらに各州ごとに宿泊税を定めており、とても複雑……。以下のように、主な観光地ごとに税額をまとめました。- ブリティッシュコロンビア州(バンクーバー、ウィスラー、ビクトリア)
宿泊税2%、GST(連邦政府消費税)とPST(州政府消費税)の合算12% - アルバータ州(バンフ、レイクルイーズ、ジャスパーなど)
宿泊税4%、GST5%※カルガリーやエドモントンに限って宿泊税は1% - オンタリオ州(トロント、ナイアガラなど)
宿泊税3%、HST13% - ケベック州(モントリオール、モントランブラン、ケベックシティなど)
宿泊税2カナダドルまたは3%(場所によって異なる)、GSTとPSTの合算12.5% - プリンスエドワード島(シャーロットタウン)
宿泊税2%、GSTとPSTの合算15%
高いシーズン、安いシーズン
冬は料金は下がるが、ロッキーやウィスラーなどのスキーリゾートは別 (C) Tourism Whistler
バンクーバーやトロントなどの都市では、5~10月のハイシーズンと、それ以外の時期のローシーズンに分けられます。ナイアガラでも同じような傾向ですが、夏の繁忙期の週末はさらに料金が上がる傾向です。
カナディアンロッキーでは5月中旬から9月中旬がピーク。11月で料金が底になりますが、12~3月にかけてのスキーシーズンは、他の地域ほど料金は下がらず、年末年始は夏並みに料金が跳ね上がります。
カナダ各地のホテルについての詳細はこちら>>>バンクーバーのホテル、カナディアンロッキー・バンフのホテル、ナイアガラの滝のホテル
チップ
ベルボーイに部屋まで荷物を運んでもらった場合、荷物1個に付き1カナダドル。ベッドメイキングを行うハウスキーパーに対しては、宿泊者一人当たり1カナダドルが相場です。ハウスキーパーへのチップは枕元に置いておくことから枕銭とも呼ばれます。もちろんこれらは目安なので、サービスが良かった場合上乗せしても構いませんし、逆にサービスが非常に悪かった場合、ゼロでも構いません。1カナダドルは日本円に換算すると100円以下なので、日本的な感覚では、こんな金額を渡しては逆に失礼ではないかと考える人もいますが、全く問題ありません。サンキューの一言を添えて笑顔で渡せば、サービスの質もアップするかも!?
次は旅の楽しみと言えばこれ!食事料金についてはこちら>>>カナダ旅行の食事予算