食欲不振・食べる量が低下する原因と解決法
水分を控えないで!
水分・食物繊維・運動不足により便秘になりやすくなります。便秘は食欲低下の原因になることもあります。高齢者では便秘予防が特に重要になりますので、周りの人が水分摂取を勧めたり、トイレに行ったり体を動かしやすい環境をつくる必要があります。
■ ストレス
様々なストレスから十分に食事が摂れない人もいるはずです。精神的な理由で食欲が低下する場合、孤食を避けてみんなで食事すると食欲が改善する場合もあります。食事をする場所を別に設置し、顔見知りの人と食事が出来る環境を整えるなど、工夫をして声を掛け合って食事をするのもよいでしょう。
■ 噛む力
入れ歯がない人、入れ歯があわない人、口の中が痛む人では、食欲が低下する場合があります。体重が減ると入れ歯があわなくなることもあります。まずは体重が減らないように十分な食事の確保が大切です。入れ歯がなくても歯茎の状態によっては普通の食事で大丈夫な場合もありますので個人差がある事は知っておきたいところです。口の中のケアはとても大切です。問題があれば医療関係者に相談しましょう。
■ 飲み込みの問題
食べ方や食べ物の硬さなどに工夫が必要な場合があります。食事をしてる時や飲み物を飲んでいる時に、むせたり、ゴロゴロと音がする時など(微量の水分でうがいをしたような音)は要注意です。うまく飲み込めないと食欲が低下するだけではなく、誤嚥(肺に食べ物や飲み物が入る)が原因となり深刻な症状に陥ることがあります。特に音がしなくても誤嚥が発生している場合もありますが、飲み込み時に様子がおかしい人がいる場合は医療関係者に伝えるようにしましょう。治療や特別な措置が必要なこともあります。
みんなで協力しあって、食事・栄養による二次災害を防ぎましょう!