災害などで避難所生活が長くなると、低栄養・栄養不足になるリスクが高まります。低栄養・栄養不足になると病気になりやすくなったり、元気がなくなったりします。これらの状態は高齢者や低体重の人に多いですが、若い人や肥満の人でも起こるので注意する必要があります。

低栄養・栄養不足は、体や心の深刻な病につながりかねません。これらを避難所で予防するためには、家族、友人、ボランティア、健康・医療関係者など、多くの人によるアプローチが欠かせないと考えます。避難所生活や物資不足が続く場合は、それなりの対応が必要です。

低栄養・栄養不足を起こすリスクと解決法

■ カロリー不足
食料が不足して体重が減少すると低栄養のリスクが高まります。全体の物資供給量を十分にする必要があります。

■ ビタミン・ミネラル不足
サプリメント

避難所生活ではサプリメントは大切な役割をはたしてくれるはず。ビタミンというと野菜や果物を連想しますが、動物性食品にも豊富に含まれます。


避難所生活では新鮮な野菜や果物が入手しにくいことが予想されます。缶詰・乾物などからもある程度のビタミン・ミネラルが摂れますが十分な摂取は難しいでしょう。ビタミン・ミネラルは体だけではなく、頭や心にも大切な栄養素です。不足すれば病気にもつながります。サプリメントでビタミン・ミネラルを補うようにしましょう。サプリメント摂取に抵抗がある場合は、ビタミン・ミネラルが入った飲料や食料品もありますので工夫しましょう。

■ たんぱく質不足
たんぱく質

たんぱく質はとても大切。食事に必ず含めるようにしましょう。卵もたんぱく質がっぷり。


カロリーが取れていてもたんぱく質が不足すると深刻な低栄養につながります。毎回の食事に、たんぱく質の多い食品をできれば2品、少なくても1品は加えるようにしましょう。たんぱく質を豊富に含む食品には、卵、牛乳、乳製品(ヨーグルト・チーズなど)、豆、豆製品(納豆・豆乳・豆腐・大豆のおやつなど)豆製品、ナッツ類(ピーナッツバター・アーモンドなど)、魚(魚肉ソーセージ、かにかま、いりこ、缶詰)、肉(ハム、缶詰)などがあります。

次のページではカロリー・たんぱく質・ビタミン・ミネラル不足以外に低栄養・栄養不足を引き起こす理由と解決法を紹介します。