水太りってあるの?

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水分補給は大切!
水を飲みすぎて体重が変わってしまった……。俗に言う「水太り。」

即断で「そんなはずはない!」と言いたいところですが、今回は否定する前に医学的な視点から体の水分について考えてみました。通常は、あまり触れない骨や脂肪組織の水分まで考察してみました。一部数字が並びますが、計算は難しくはありません。

骨にも水分があるんです!

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骨の重さは体重の約15%!
骨について考えてみましょう。最近の体重計にある推定骨量は骨の総重量ではなくて、骨が含む無機質の重量、主にカルシウムの量が表示されます。

骨の総重量は体格によって異なりますが、体重の約15%ぐらいです。体重60kgだと、骨の総重量が9kg程度になります。骨の総重量の内訳は約20~25%が水分で、残りの3/4が無機質、残りの1/4が主にコラーゲンや脂肪の有機物です。

体重60kgだと、骨だけでも約2kg以上の水分がある事になります。骨の脂肪分は骨髄の部分にあります。豚骨ラーメンのコラーゲンと脂肪は、骨の有機物が溶け出したものですね。

脂肪細胞の約25%は水分です

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脂肪組織も水分も含みます!
体脂肪率は水分を考える時に誤解を生じ易い用語です。体重60kgで体脂肪率が20%とすると、体脂肪は12kgです。脂肪を除いた体重は、60kgから12kgをひいた48kgとなります。

体から脂肪を除くと、後に残るのは皮膚、骨、内臓、筋肉、腱などです。体重計にある体脂肪率は、体重に対する脂肪の重さの推定値を表しています。

重要な点は主に「皮下脂肪と内臓脂肪からなる脂肪組織の重さを表していない」点です。脂肪細胞も水分が骨と同等か少し多い約20~30%程度含んでいるので、実際、脂肪組織に4kg程度の水分があります。

さらに脂肪組織には水分に加えて蛋白質が含まれています。脂肪組織の水分と蛋白質を合計すると全体の25%ぐらいとなります。結局、体脂肪が12kgの時、脂肪組織の重量は約16kg程度となります。

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