姿勢・仕草/シーン別の正しい姿勢・仕草

写真映りは立ち方で変わる!3割増し美人に見える写真の撮り方

立ち方を意識するだけで写真映りが良くなる写真の撮り方があります。旅行に行ったり、久々に友人と集まったりと、想い出を写真におさめる機会には、自身もきれいに写りたいですよね。多いもの。今回は、立ち方・姿勢で変わる写真映りのテクニックをご紹介します。

長坂 靖子

執筆者:長坂 靖子

ウォーキング・姿勢ガイド

写真映りは立ち方で変わる!

写真映りは姿勢で変わる

写真映りは姿勢で変わる

楽しい思い出を写真におさめたいけれど、実際にできあがった写真を見てがっかりしてしまった……なんていう経験は誰にでもあると思います。

モデルや女優の中には、カメラマンによって撮影した顔が異なるケースがあるため、自分を一番美しく写してくれるお気に入りのカメラマンさんを指定して撮影する人も多いそう。

写真は、光の加減や対象を移す位置によって美人度が変わるので、その点を利用すれば、「写真写りのいい人になる事」も夢ではありません。
   

写真の写り方は、位置によって使い分ける

「撮影者の位置」と「撮影される人の位置」によって、写真の写り方が異なることを知りましょう。まずは、撮影者の位置によって身体のバランスが変わることを紹介します。

【撮影者の位置で変わる身体のバランス】
写真を撮影する位置により身体のバランスが変化します。
下記の2枚の写真をご覧ください。
上半身と下半身が同じ長さ

上半身と下半身が同じ長さ

こちらの写真はやや上から撮影したものです。
身体のバランスは上半身と下半身が同じです。
やや上から撮影している為、全体のポイントが顔に行きやすいので、表情が良く見える写真となります。

スタイルを重視するよりも表情を映したい時には、このように、やや上から撮影すると良いでしょう。
下半身が長いとスタイルアップ

下半身が長いとスタイルアップ

こちらの写真は、やや下から撮影したものです。
下半身と上半身の割合をみると、下半身のほうが長く写ります。脚が長く見えるため、スタイル良く見せたい場合は、このように、やや下から撮影すると全身のバランスが良く見えます。

さらに、写真に写る際は、身体を正面に向けるのではなく、カメラに向かって身体をねじると、身体のラインにメリハリが生まれ美しいボディーラインに見えます。
 

次に、撮影される人の位置によって、印象が変わるケースをご紹介します。

集合写真の立ち位置と姿勢】
集合写真の時のの立ち位置にも、美人に写るポイントがあります。
身体は斜めに向けて

身体は斜めに向けて

赤丸で囲まれた女性をご覧ください。
集合写真の場合でも身体をカメラに向けて身体をやや斜めにして立っており、身体のラインが美しく見えます。

カメラに向かって真正面に身体を向けると身体のラインにメリハリがなく、スタイルが悪く見えてしまいます。可能であればカメラから遠い位置に立つとスリムに見えます。

ここで一点注意が必要なのは、携帯やコンパクトカメラは広角レンズが主となっており、対象物が湾曲して見えやすい特性があるということ。特に、端側で映るとそれが顕著なので、レンズにむって身体を斜めにする事を忘れずに心がけてスッキリ写りましょう。

次に、集合写真で、しゃがむ必要がある場合の美しく写る姿勢です。
顔が目立つ姿勢です

顔が目立つ姿勢です

こちらの写真の真ん中の女性をご覧ください。
上記でご紹介した「集合写真の立ち位置」のレクチャー通り、カメラに向かって身体を斜めにしています。

しかしながら、前列で、身体が「く」の時になると、写真に映る面積が増し、後列の人と比べると、実際よりもふくよかに見えてしまいます。さらに、顔の位置が膝よりも前面に来ていると、顔が大きく見え、他の人よりも随分目立った写真となります。
バランス良い姿勢です

バランス良い姿勢です

この写真のように、腰を落として背筋を伸ばすと、しゃがんでも身体がコンパクトにまとまっているので、バランスが良い姿勢となり、他の人とも一体感が生まれる写真となります。

美しく見える為には、上記でレクチャーしたように、カメラに向かって正面に向くのではなく、身体をやや斜めにするとほっそりと映ります。
 

美しい顔写真の撮られ方・美人顔のポイント

写真を撮る機会も増え、自分のキメ顔をご存知の方も多いと思います。
最近では、デジカメに様々な機能がついているので、実際に機能を試しながら自分の美しく見える顔を研究してみましょう。
顎が上がると横柄な表情に

顎が上がると横柄な表情に

この写真は、無意識で撮影している写真です。

正面を向いて顎を上げるた姿勢は、視線や口角が下がって見える為、表情が分かりにくい写真となります。
幼く可愛らしい表情に

幼く可愛らしい表情に

この写真のように、顎を引いてカメラを見ると、目が大きく見え、目の部分が強調され、幼くかわいらしい表情に写ります。

しかし、日差しが強い場合は、目の下に影が出来るため、「目の下のたるみ」に見える事もあるので注意が必要です。
斜めが美人顔のポイント

斜めが美人顔のポイント

この写真のように、やや斜めに写るのが一般的な美人顔のポイントです。

ほほ骨と黒目がカメラに向かう程度が丁度良いポジションです。目が大きく見え、顔にメリハリがあるように見えます。

顔は、左右で見え方が違うので、自分自身で鏡でチェックして研究するとより美しい表情の撮影ができます。
 

全身と顔写真でテクニックを使い分ける!

写真に映る際は、「全身写真」と「顔写真」とでは、ポイントが異なります。

全身写真は「姿勢」を意識しましょう。「姿勢」は身体のラインを表現するものです。身体のバランスが良い姿勢で映る事を心がけましょう。

顔写真は「目元と口元」を意識しましょう。
目じりと口角を近づけるようにすると良い表情の写真となります。
キメ顔を研究しすぎて、ハンで押したように、どの写真も、その顔ばかりだと、その時の楽しい様子が伝わらない写真になってしまします。スナップ写真は、その時の想い出も同時に映し出しますので、表情は作り過ぎない方が自然。表情を、「作る」と言うよりも、角度や光を考えて自然な表情で映りましょう。

美しく映るテクニックを利用して、何度でも見たくなるお気に入りの写真を撮りましょう!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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