マナーは人間関係を円滑にする潤滑油
ビジネスマナー美人とは?
マナーは、コミュニケーションの潤滑油であると同時に、相手を思いやる気持ちのあらわれともいえるもの。今回は、「お客様の誘導」 「名刺交換」 「お茶出し」 など基本のマナーをご紹介します。
「姿勢」が全ての基本
「姿勢」は、あなたの気持ちを全身で表現しているコミュニケーション法の一つといえます。特に、ビジネスシーンにおいて「姿勢」は、印象を大きく左右するため、正しくマスターしておきたいビジネススキルの一つです。まずは、「基本姿勢」をマスターしましょう。基本姿勢が出来ていると、振る舞いが無駄なく、美しく行う事が出来きます。ビジネスマナーの基本~来客時の誘導編~
お客様に最初に応対した人が、その企業のファーストインプレッションを決めると言っても過言ではありません。対応した人間の振る舞い一つで会社のイメージが変わってしまうといってもいいでしょう。下記に、ビジネスシーンでの来客時の誘導ポイントをご紹介します。
■姿勢を正して挨拶
第一印象を決めるポイントは「姿勢にあり」
背筋を伸ばした基本姿勢で、お客様に向かって「肩・おへ・骨盤」を正面に向けましょう。
手は、だらしなく下げずに、おへその前あたりで組むと美しく見えますし、上半身が引きあがった姿勢をキープできます。
表情も意識し、口角を上げて、顎を引き、ゆっくりとした速度でご挨拶します。
案内する際は、「こちらでございます」と言葉を添えると同時に、進行方向を手で示しましょう。
お客さまが動作を起こす前に、言葉だけではなく、必ず「言葉」と「動作」での案内を心がけましょう。
この時に、お客様に背を向け、首だけ振りむいて案内してはいけません。身体はお客様の方に向けて誘導するようにを心がけましょう。
お客様の2,3歩先を相手の歩調にあわせて歩きます。進み始めは歩調はゆっくりとスタートするとお客様との距離をコントロールしやすいです。
自身が廊下の中心を歩くのではなく、壁側を歩き、少し斜めにお客様に身体を向けると、お客様は、廊下の中心を歩きやすいので、体の向きに注意してみましょう。
扉の前に来たら身体をお客様のほうへ身体を向けます。
「こちらの会議室となります」
と一言添えて、お客様に身体を向け、入室先を手で示し、扉を開けてご案内しましょう。
さらに、お客様ご自身が扉を開けないように、きちんと案内します。
左写真の番号をご覧ください。写真左側中央に入り口がある場合、1から順に上席となるので、順番に案内しましょう。
退室間際まで気を抜いてはいけません。お客様の前から失礼する時は、お客様の反対の足からひきましょう。すると、お客様に背中を向けることなく退室できます。
ビジネスマナーの基本~名刺交換編~
ビジネスパーソンなら名刺交換も美しくスムーズに行いたいもの。下記に、美しく見える名刺交換テクニックをご紹介します。
■名刺を持つポジション
赤丸で囲まれているように、脇をしめて胸の高さで持ちましょう。名刺と身体のラインが写真のようにキレイな三角形になっていることを意識します。
相手が読みやすいように名刺の向きを相手が読みやすいように変える事も忘れずに。
名刺を持っている手元から、相手の手元まで胸のラインに緩やかな孤を描いくようにゆっくりと差し出します。
直線で差し出すよりも、女性らしくやさしい印象になります。
同時に名刺交換をしなければいけない状況となった時は、慌てずに、「右側通行」と覚えておきましょう。
写真の矢印のように、右手で持ったまま、左手で受け取ると右側通行となります。
名刺交換も、ちょっとしたコツで美しく、スムーズにできます。
おもてなしの「姿勢」でお茶出しを
お客様にお茶出しをする際には、単なる「動作」として行うのではなく、「おもてなし」の気持ちを込めて行いましょう。すると、一つ一つの動作が、自然と丁寧になります。お茶出しの際は、腹筋を意識して上体を引き上げ、背筋を伸ばした姿勢を保ちましょう。腹筋を意識すると安定した振る舞いが出来るので、背筋を伸ばした姿勢でお茶出しを行う事が可能です。
では、お客様のどちら側からお茶出しをするのが好ましいのでしょうか? 左の写真をご覧ください。
お客様の左手側にお茶出しをするのは、一般的に、好ましくありません。
上記は、あくまでも、一般的な例ですので臨機応変に対応しましょう。状況によりやむをえず、左側からサーブする際には、「こちらから失礼いたします」と一言添えます。(商談中は、会話を遮ってはいけませんので、目礼で充分です。)
お茶を出す際は、お待たせしない事。サイドテーブルがある時には、サイドテーブルにお茶を置いて、両手で行います。湯飲み茶わんやカップに絵柄がある場合は、お客様に絵柄が正面にくるようにお出しします。
退室する時は、お盆を左わきに抱え、一礼をし退室しましょう。
今回は、ビジネスマナーの基本の一例をご紹介しましたが、実践の場では状況により臨機応変に対応する力が必要。日々の振る舞いを意識して、日常のなかでビジネススキルを養いましょう!
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