アスパラガス祭りも目白押し、ドイツのシュパーゲル
ヨーロッパの春の訪れを告げる野菜といえば、ホワイトアスパラガス(ドイツ語ではシュパーゲル)。日本でポピュラーなグリーンアスパラガスと違って、やわらかく優しい甘みが特徴です。ドイツやオランダをはじめ、ヨーロッパの広い地域で食べられていますが、なかでもドイツの人たちの愛好ぶりは群を抜いています。
旬の4月下旬~6月ごろは、ドイツ国内どこででもホワイトアスパラガスが食べられます。レストランには、アスパラガスを使った特別メニューがお目見え。塩ゆでしたものにオランデーズソースや溶かしバターをかけたり、クリームスープにアレンジしたり、食べ方も多彩です。
ドイツの二大産地はバーデン・ヴュルテンベルク州とニーダーザクセン州。このエリアには、アスパラガス街道も多くあり、シーズン中には収穫風景が見られることも。祭りやイベントもあるので、日程があえば訪ねてみるのもおすすめ。パレードや屋台のほかに、アスパラガスの皮むき競争といったユニークな催しもあります。有名なのは、アスパラガスの街といわれるシュヴェッツィゲン(2011年は5/7)やブルッフザール(2010年は5/14~16)など。ドイツには「さくらんぼが赤くなるとシュパーゲルは終わり」という言葉があり、シーズンは6月24日の聖ヨハネの日に終了します。
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