高級マンション/注目の高級マンション

駅前再開発の超高層マンション「アトラスタワー茗荷谷」(2ページ目)

地下鉄丸ノ内線「茗荷谷」駅前再開発が完成した。中心となる建物が「アトラスタワー茗荷谷」(旭化成ホームズ分譲)である。地上25階建て、総戸数244戸のタワーマンションは、販売坪単価@380を上回る設定にもかかわらず、好調な売れ行きを見せた。竣工見学会の様子をレポートする。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド


希少な「駅前の高台」

さっそく建物からの眺望をご覧いただこう。ロケーションの特徴としては、建っている場所が高台であるということだ。したがって、地上99mのタワーマンションではあるが、標高からすればもう数十メートル高くなるはずで、同じ文京区でも低地に立つものとは見晴らしが一味違うということになろう。

周囲に高い建物がないことも利点だ。西を見ればスカイツリー、東には西新宿の高層ビル群。邪魔するものが一切ないといえるほどである。足元を見れば「跡見学園」や「お茶の水女子大」をはじめ有名校がひしめき、また現地の南西方向には小日向の閑静な住宅街が広がっている。駅前ながら好環境で、しかも高台という好条件をあらためて実感することができる。
24階から「東大総合研究博物館」方向を臨む

24階から「東大総合研究博物館」方向を臨む


24階から「スカイツリー」方向を臨む

24階から「スカイツリー」方向を臨む


建物に入った第一印象。それはエレベーターの扉が開いたとたん、すぐ目に飛び込んでくる眺望である。変形の敷地が生み出した思わぬ効用といったらよいだろうか。通常なら四角い建物の真ん中にエレベーターがあるのだが、上から見ると「J」の文字を反転させた形状になるこの建物では、その丁度住戸の配置がないところを見計らい、エレベーターを外向きに配置できた。したがってどの向きに住んでいる居住者であっても、外出、帰宅のたびに、上の画像のような「東大総合研究植物園」の緑越しにスカイツリーを臨むことができるのである。
タワー内廊下

タワー内廊下


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