妊娠中の食品添加物・化学調味料摂取の影響は?

料理をする女性

食品添加物や化学調味料は赤ちゃんに影響する?

Q:
・食品添加物の影響はありますか?
・化学調味料の摂取は、どのくらい気をつければよいのでしょうか?

A:
食品添加物と化学調味料が胎児に影響するという証拠は現在のところはありません。それは、影響がないという根拠にはなりませんが、妊娠、出産の現場で、何らかの影響を及ぼしただろうと思われた赤ちゃんに遭遇したり、仲間たちから聞いたりしたこともありません。

私たちが日々食べている食品には、多くの添加物や化学調味料が含まれていますが、すべて厚労省から認可を受けたものばかりです。通常の使用で影響がある可能性が示唆されれば、その添加物はすみやかに認可が取り消されるでしょう。ということは、同じ食品を摂りすぎるのでなければ、まず心配ないと考えていいでしょう。また添加物は体内で代謝されますので、健康な人であれば、問題視するほど体に蓄積はしません。ですから、妊娠に気づく前に摂取してしまったものも神経質になることはないでしょう。


つわり中の食事はどうすれば?

Q:
・つわりで食事が取れないとき、無理に食べなくても良いのでしょうか?
・つわりで食べれない時期でも、栄養面で食べた方が良い食品は何でしょうか?

A:
つわり中の食事は「食べられるときに、食べられるものを、食べられるだけ食べる」が基本で、栄養面のことはあまり考えなくてもいいでしょう。空腹感が悪心(吐き気)や嘔吐を誘発すると考えられているので、少量で1日に5~6回に分けて食べるのが有効で、夜中にも3~4時間ごとに何か口に入れることが効果的と考えられます。

嘔吐を繰り返すことの脱水を防止するために、水分摂取は大切ですが、大量の水が急に胃を拡張することで、反射的に胃が収縮して嘔気につながることがあるので、氷のかけらを口の中でゆっくり溶かして水分を補給するのもいいでしょう。

それでも食事・飲水ができないときには、無理に食べることで嘔吐を繰り返し全身状態が悪化する場合があるので、入院し、何日間か絶食して点滴をすることで状況は改善してゆきます。


妊娠中の食事で子どものアレルギー予防はできる?

赤ちゃんとママ

子どものアレルギーは、妊娠中の食べ物で予防できるの!?

Q:
・妊娠中の食事によって、子どもがアレルギーになりやすい食べ物などはあるのでしょうか?
・子どものアレルギーについて、発生しないように後期には卵、牛乳などの過剰摂取を控えるという主張があるようですが、関係ないとする説が主流のようです。関係ない、ある、両方の理屈を知りたいです。

A:
妊娠中の食事と子どものアレルギーについては関心の高く、今でも妊婦さんが、アトピー対策のために、牛乳や卵を食べないようにしているという話を聞くことがあります。ところが、最近の多くの研究報告から、アトピー性疾患の予防のために、妊娠中にその原因となりうるもの(抗原)を摂取しないことは意味がないことがわかっています。妊婦がすでに食物アレルギーがある場合を除いて、妊娠中と授乳期に特別な食事は必要ありません。

バランスの取れた食事をしていればいいでしょう。逆に、不正確な情報に惑わされて、自己流に食事制限をすることで、栄養のバランスを崩し、おなかの赤ちゃんの発育に影響を及ぼす心配が出てきます。

出産後、授乳期には母親が抗原を除去しても、残念ですが乳児のアトピー性疾患を予防することはできないようです。アレルギーの発生には、食事以外にもさまざまな環境因子が関与しています。スキンケアやダニ・ホコリ対策、禁煙をするなど、基本的な生活環境を整えることも大切です。


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