葉酸は妊娠中に積極的に摂取すべき?

Q:
・葉酸などのサプリは妊娠中にとるといいと聞きましたが、本当でしょうか?
・葉酸がいいと聞きますが、薬に頼らず食事で補うことはできますか?

A:
妊娠中は葉酸を摂るようにとよく言われますが、その主たる理由は、葉酸が赤ちゃんの脳神経の発達と神経管の形成に関係するからです。日本では二分脊椎などの神経管閉鎖障害という病気が1万人に約3人の割合で出るようですが、葉酸の摂取で発症のリスクが低減すると言われていて、妊娠の可能性のある女性は1日0.48mg(2009年に0.4mgから改定)以上を食物かサプリメントで摂ることが勧められています。「妊娠の可能性のある~」というのは、神経管は妊娠7週(2ヶ月)には形成されるので、妊娠がわかってから服用を始めても間に合わない可能性が高いからです。

なお、薬だけでなく、食事だけで補うことはできると思いますが、研究結果として証明はされていません。なお、葉酸はほうれん草、モロヘイヤ、アスパラなどの野菜やわかめや海苔に含まれています。

>>新たな考え方、葉酸は"妊娠を通して"摂取すべき?

妊娠中にカフェイン(お茶、コーヒーなど)は絶対NG?

コーヒー

大好きなコーヒー。我慢しないとダメ?

Q:
・コーヒーなど、カフェインは少しでも摂ってはいけないのでしょうか?(妊娠してから好きなコーヒーや紅茶、お茶が飲めなくなり、ストレスです)

A:
カフェインの入っているコーヒー、紅茶、お茶は、赤ちゃんによくないとも言われ、妊娠後にはコーヒーを一切飲まないようにしている妊婦さんもいると思います。ただし、お茶やコーヒーには気持ちを落ち着かせる効果があるので、不安の多い妊娠中にかえってストレスがたまってしまう逆効果もあるでしょう。

カフェインは、過剰摂取をしなければ、直接胎児の発育や、流早産など妊娠に影響する可能性は少なく、少量であれば許容範囲と考えられています。日常的に飲む程度ならまず心配ないでしょうが、赤ちゃんに影響はないかどうかと不安になったり、寝つきが悪くならないよう、1日に1~2杯くらいにしておくといいでしょう。

妊娠中の生もの(生魚、生肉)を食べる際、気をつけるべきは?

Q:
・生魚、生肉、生貝など、生ものはどの程度食べていいのでしょうか?

A:

生もので気になるのは、生魚(刺身)、生肉です。刺身は、水銀に関してはマグロであれば週2回1人前が目安です。感染のことを考えると、食べるのであれば新鮮なものが基本です。

一方、生肉で気になるのは、トキソプラズマです。日本では発症は稀ですが、妊娠中に人畜共通感染性の原虫であるトキソプラズマに初めて感染すると、胎盤を経由して胎児に移行し、先天性トキソプラズマ症といって、水頭症や脈絡網膜炎という目の病気を起こすことがあります。生肉だけでなく、加熱が不十分な豚・羊・牛・鳥、レバーなどにはトキソプラズマの嚢子がひそんでいる可能性があります。

ですから、肉類を十分に加熱しないで食べることはおすすめしません。さらには、生肉にふれたあとは、温水でよく手を洗うようにしてください。

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