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女性の再就職 応募書類の基本(2ページ目)

応募書類は自分自身をアピールする大切な書類です。応募書類をきちんと用意することは転職活動を成功させる重要なポイントです。ここではそもそも転職で用意する応募書類にはどんな書類があり、どんな点に注意して作成をするものなのか、応募書類の基本から解説します。

水野 順子

執筆者:水野 順子

女性の転職・女性のキャリアプランガイド


あなたのパンフレットになる職務経歴書

履歴書では、どの会社へいつ入社しいつ退社したかというあなたの勤務歴を伝えます。履歴書だけではあなたが今まで会社でどんな仕事をして、どんな成果をあげてきたのか、これからどんなことができる人なのかがあまり伝わりません。そのため、あなたがどんな仕事ができるのか、仕事へどんな姿勢で取り組む人なのかをアピールするための書類となるのが職務経歴書です。履歴書があなた自身の証明書だとしたら、職務経歴書はあなた自身のパンフレットです。誰が見てもあなたの能力や人柄がすぐにわかるように作りましょう。

職務経歴書を作るときに大切なことは、応募先の担当者にとって見やすいレイアウトや構成でわかりやすく記入されているかです。自分自身のパンフレットである職務経歴書なので、相手に読んでもらえないような見た目であってはいけません。アピールしたいことがたくさんありすぎて、何枚もびっしりと記入した職務経歴書を作る人がいますが、それでは相手の読む気をそぐ可能性もありますし、仕事の上ではお客様への提案力や説明力がない人だと思われることも。簡潔で分かりやすく見やすい職務経歴書を作りましょう。

営業職や技術職など成果が数字で表すことができる人は必ず、成果を数値で客観的に現しましょう。比較的女性は数字に表しにくい事務職や接客サービスなどの仕事についている人も多く、職務経歴書も「がんばりました」や「心がけました」といった抽象的な表現が多くなりがちです。

事務職の場合、1日に何枚請求書を処理したか、何社の取引先の事務処理を担当していたか、電話応対は1日何本担当していたかなど、数値にできることもたくさんあるはずです。

接客業の場合は、ピークの時間帯は1時間に何組くらいお客様を担当していたか、1時間の売上金額はどれくらいだったかなど具体的な数値にだせるを盛り込んでみましょう。職務経歴書は主観だけでなく客観的なデータやエピソードを盛り込んで、ビジネスの上ですぐに即戦力となる人材だとわかるものにしましょう。

仕事への取り組み方や意欲を伝える自己PR書・自己紹介書

学生時代に学んだこともアピールしよう

学生時代に学んだこともアピールしよう

社員として勤めてきた経験年数が少なく、担当した職務内容が少なくて職務経歴書を書けない人が、職務経歴書の代わりに提出するものです。学校を卒業してからアルバイトしか経験していない、結婚してから何年も仕事をしていなかったため職務経歴に書くことがない場合などは自己PR書や自己紹介書を職務経歴書の代わりにすることもできます。

自己PR書・自己紹介書は職務経歴よりも、自分の仕事への取り組み方や姿勢・社会人としての意欲などを多く記入します。職務経歴書の仕事内容の部分が少なくなる分、自由に自分をPRする内容を記入する自己紹介の書類として履歴書に添えて、よりあなたをアピールする書類です。

アルバイトやパートをしていた場合には、その経験と実績や努力したことなどを記入します。また卒業して間もない場合には、学生時代のことを記入することもできます。主婦経験や育児や家事、趣味のことなど、自分自身をアピールできることならどんな内容でもかまいません。ただし、あくまで中途採用の応募書類なので、仕事に活かせると感じるPRを記入することを忘れないようにしましょう。

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