初めての面接。「どんなことを聞かれるのだろう」と不安に思う半面、「パートの面接なんて、そんなに大した事は聞かれないでしょ?」と思う人もいるでしょう。

そこで今回は、パートの面接の際によく聞かれる質問を集めました。その場で質問を初めて聞いて答えるのと、想定される質問に対して準備をしておくのとでは、答えの内容はもちろん、質問に答える態度や自信などに格段の差が出ます。参考にしてみてください。
 

ここまでどのようにして来られましたか?

パートの面接で質問されること

自宅から勤務先までの通勤時間も、長く働き続けられるかどうかの大きなポイント

面接者の緊張をほぐすためでもあり、無理なく通勤ができる範囲の通勤時間かどうかを知るための質問です。順序よく人に説明ができるかどうかを見るという方もいますので、あらかじめスラスラ言えるようにしておきましょう。
 

希望の勤務時間は、何時から何時までですか?

「午前○時から午後○時を希望しておりますが、多少の調整は可能です」など、柔軟性をもたせた答えが好印象です。

「午前○時から午後○時が希望です。それ以外は無理です」と答えると、「融通がきかなさそう」という印象を与えます。ただし、本当に無理なのに安易に「できます」、「大丈夫です」などと答えてしまい、実際に働き始めてから「やっぱりだめです。続けられません」という事態は、双方にとって残念なことですから、無理はしないように。
 

残業は可能ですか?どれくらい?

「お迎え時間にギリギリ!」と内心思いつつも残業するという状況は、多くの女性が経験していること
採用する側も、小さな子どもがいたり、ご主人の理解度によっては「残業は、難しいだろうなあ」とちょっぴり心に思いながら聞いています。もちろん「できる」と答える人の方が有利なのですが、「できる・できない」にかかわらず、どのように答えるかも見られているのです。

「1時間ぐらいの残業でしたら問題ありません」、「曜日によりますが、週に2日ぐらいはなんとかなると思います」など、「毎日、何時間もの残業は難しいけれど、事情が許す範囲でするつもりです」という柔軟な姿勢があらわれた答えから、仕事に対して積極的な気持ちが伝わりますね。

また「通常の勤務時間内に決められた仕事をこなす自信があります」、「残業はできませんが、その分早く出社します」と少し強気ではありますが、実際にこのように答えた人たちは、やる気を伝えることに成功しています。「残業は、一切できません」では、かたくなな印象を与えるのは免れません。
 

お子さんは、○才ですね。あなたが働いている間、お子さんは、どうされますか?

子どもの預け先の確保は、働く母親自身が一番よくわかっている、大きな問題。
子どもの年齢は、採用側はとても気になる事項。子どもが小さいと、急な病気や熱などによって、欠勤の回数も多くなるかもしれませんし、仕事をしている間、子どもはどのように過ごすのかも気になります。

祖父母の家に世話を頼む、職場近くの保育園に預けるなど、安心して仕事ができる環境にあるのかどうかを知るための質問です。

「保育園を探していますが、まだ決まっていません」という答えでは、採用が決定した後に「せっかくですが、預け先がまだ決まっていませんので」と逆に応募者から断られる可能性があるので、残念ですが採用を躊躇することになるでしょう。
 

あなたが仕事をすることを、ご家族は理解されていますか?

働きに出るのは「私」だけれど、家族の協力なくしては仕事を続けられないこともあり、「家族の理解」について聞かれるのは仕方ないでしょう。
せっかく働きに出ても、実は夫の理解が得られておらず、「働き始めたら、家事がおろそかになった」という夫からの文句に耐えられず、辞めてしまう人もいます。

「生活に不自由しているわけではないのに、預けてまで働くなんて、子どもがかわいそう」という夫や舅・姑の反対にあう人も。なかには、「毎日○時までに夕食を作ることができなければ、パートの仕事は辞めさせると言われている」というような人もいます。

もろ手を挙げて賛成してくれている状態ではないにしても、働きに出るにあたって、「家事分担」や「子どものお迎え」などについて家族の理解がある程度得られているということは、働き続ける上で大変重要なことになります。反対を押し切って働きに出て、一生懸命働く姿を夫に見せることで、じょじょに理解を得られたという人もいますが、想像以上のガッツとエネルギーが必要です。
 

うちで働きたい理由は何ですか?

消費者、利用者としての意見などを織り混ぜながら、「このお店で働きたい!」という気持ちが伝えられたら、二重丸。
「こちらで働きたい!」という気持ちを具体的に表現することは、働く意欲として強くアピールします。「別にここじゃなくてもいいんですけど」という態度は、当たり前ですがNGです。

「以前の経験を生かして、○○な仕事ができるのではと感じたからです」、普段から応募先のお店を利用していているなら「従業員の方がいつも笑顔で接客し、はつらつとしている姿を拝見して、私もこのような職場で働きたいと思っておりました」、「お店に並んでいる商品は、センスが良く、品揃えも豊富。スタッフの一員としてこちらで仕事をしたいと思うようになりました」など、応募する会社・お店の魅力に触れることもアピール効果大です。
 

未経験の職種への応募ですが、大丈夫そうですか?

「やってみないとわからない」という意欲のない答えは、もちろんマイナス印象ですし、逆に「はい、大丈夫です!」のような根拠のない自信を示すのも、ちょっと安易な感じです。

「不安は確かにあるけれど、一から学んでいきたい」という謙虚かつ意欲のある回答が好印象です。また、ちょっと上級になりますが、「結婚前にしていた○○の仕事では、△△の業務も含まれておりました。今回のお仕事とは、一見全く異なる仕事内容に思えますが、実は、このような共通点があるのではないかと思っております。ですから……」など、大丈夫だと言える根拠を具体的に示すのもいいですね。とにかく、未経験ながらも前向きに取り組む気持ちでいるという積極性を伝えましょう。
 

最後に、何か質問はありますか?

もし最後に質問するなら、事前にその会社について調べた上での質問を。見当はずれな質問は、マイナスイメージに。
聞きたいことがあれば質問するのは、全く構わないのですが、「どれくらい働けば、昇給しますか?」「何日ぐらい休めますか」など、給与面・待遇面についてばかり細かく質問をするのは、できるだけ控えます。

「職場に女性は、どれくらいいますか?」「○○の資格を活かして、活躍されている方は、何人ぐらいいらっしゃいますか?」などの質問は、無難でありながら、これからその職場で働くイメージを作りやすいいい質問だと思います。

質問がないのであれば、「特にありません」で問題はありません。

ご覧頂いたとおり、「パートの面接」とはいえ、しっかりとした受け答えが求められることは、通常の就職活動・転職活動と何ら変わりはありません。 もちろん、応募先によっては、もっと簡単な面接になることもあるでしょうし、面接の前に筆記試験で「英語・数学・小論文」テストが課される本格的な採用試験もあります。採用する側は、きちんと準備した人かどうかは、すぐにわかります。

服装・髪型・マナー・立ち居振る舞い・笑顔・声・声のトーン、そしてこれらの質問に対して、きちんと答えられるかどうかを見られるわけですから、何の準備もせずにのぞむのは、やはり無謀というもの。「準備しすぎることはない」ぐらいの気持ちで、練習してみてください。

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