転職の面接で出る質問とは

転職の面接で出る質問とは


中途採用の面接では、どの会社でも共通して出される質問があります。これらの質問にどううまく回答するか。採否はすべてここにかかっているといえます。でも、それぞれの質問がどういう狙いでなされるのかを知って臨めばもう怖くはありません。
 

面接で必ず出る12の質問

転職の面接の質問1:どうして当社に応募したのですか?

どんなに優秀な人でも、本人に入社する意志がなければ意味がありません。そこで会社は、この質問で、応募者がどこまで会社に興味を持っているかを探るとともに、この会社に何を求めて転職しようとしているのかを探ろうとします。

具体的には、会社についてどれだけの知識を持ち、理解しているかによって会社への関心の度合を知ろうとします。また、会社への興味が給与、休日・休暇など待遇面にあるのか、それとも事業や仕事に対する興味からなのかをチェックします。会社は当然、仕事に前向きに取り組む姿勢を持っている人を好みます。安定性や知名度、待遇の良さなどを惹かれたポイントとして挙げるのはさけるべきでしょう。
 

転職の面接の質問2:この仕事を選んだのはなぜですか?

とくに未経験で応募してきた人に対して、仕事に対する意欲、熱意を図ろうとする質問です。応募者自身の適性と絡めて、希望する仕事の中身をどれだけ理解しているかがチェックされます。

なぜこれまでの仕事を捨てて、新しい仕事に賭けてみたいと考えたのか。その仕事に就くためにこれまでどんな努力をしてきたのか。将来に向けての自分の目標、仕事に関する研究の跡を示し、単なる憧れで応募したわけではないことを訴えましょう。
 

転職の面接の質問3:この業界で働こうと思ったきっかけは何ですか?

まったく違う業界から応募してきた人にはもちろん、経験を生かして転職しようとしている人にも、そもそも新卒の時点で、この業界で働くことを志望したのはなぜか、といった形で質問されることがあります。業界をどのようにとらえているのかを聞き出すことで、仕事選びの動機や会社選びの動機の裏付けをとるのが狙いです。

この質問と前後して、業界の現状や今後について、応募者なりの考えを尋ねることもあります。業界の動向をどれだけ正しく把握できているかを探ることで、これまでの仕事に関する理解度や業界への関心度をチェックできるからです。
 

転職の面接の質問4:当社に対してどんな印象をお持ちですか?

Q1の角度を変えた質問。会社は、関心が高ければ何らかのイメージを持っているはずだと考えています。

世間的な評判がどうかというより、メーカーならその会社の製品、小売店や飲食店なら扱っている商品や店舗の雰囲気などについて、自分なりに受けた印象を反すといいでしょう。そのためには、当然、会社の事業内容についてしっかり研究するとともに、小売業や外食産業では少なくとも一度は店舗を訪ねて現場を見ておく必要もあります。
 

転職の面接の質問5:なぜ転職したいと思うようになったんですか?

転職を決意した理由が何であれ、採用しても、同じような理由で辞めてしまうようなことにならないかを確かめることが狙いです。仕事上あるいは人生上の目標達成のためには転職する以外にないと、納得させられるだけの理由を述べることが肝心です。
 

転職の面接の質問6:いまの会社ではどんな仕事をしていますか?

現在携わっている仕事内容から、希望する仕事への適合性をみようとする質問です。このあと、さらに具体的な内容についての質問が続きます。この一連の質問で、仕事の実力がチェックされることになります。

ポイントは、自分の担当している業務、そこで果たしている役割、得意としている分野などについてきちんと説明すること。職種によっても質問の内容は変わってくるので、以下を参考に、それぞれの職種に応じて、自分の仕事とそれに対する考え方を整理してください。

【営業職】
・どんな商品を扱ってきましたか
・どのような営業方法をとっていますか
・営業成績はいががでしたか
・自分のどんなところが営業に向いていると思いますか
・営業職を選んだきっかけは何ですか
・営業という仕事をどのように考えていますか

【技術職】
・あなたが一貫して追求してきたテーマは何ですか
・どんな専門誌を購読していますか
・専門以外にどんな勉強をしていますか
・チームを組んでやる仕事と単独の仕事ではどちらが好きですか
・プロジェクトリーダーの経験はありますか
・今後研究したいことは何ですか

【サービス職】
・あなたの専門は何ですか
・サービス業の基本は何だと思いますか
・当社の店舗に関する感想は?
・あなたが店長になったらどんな店づくりをしたいですか
・将来独立したいと思っていますか
 

転職の面接の質問7:当社に入社したら、どんな仕事をしてみたいですか?

編集、ソフト開発、商品開発など、専門性が分かれる職種に応募している場合に、希望するセクションを確認したり、応募者が抱いているイメージと実際の仕事内容との間にズレがないかどうかをチェックする質問です。

ただ希望を述べるだけでなく、自分はその仕事で何を実現したいのか、その仕事を通してどんな貢献ができると思っているのかといった、仕事にかける意欲を盛り込んで回答しましょう。
 

転職の面接の質問8:あなたの長所と短所をあげてください

自分をどれだけ客観視できているかをチェックすると同時に、その長所・短所を仕事でどう生かし、どう補っていくつもりなのかを聞き出そうとしています。

長所・短所を述べる場合には、具体的なエピソードを交えて、「そんなこともあって周囲からこう評価されている」といった話し方をすると、納得してもらいやすくなります。

なお、短所について、消極的、人のコミュニケーションをとるのがうまくない、あきっぽいなどマイナス面を正直に回答するのは避けるべきです。「一つのことに熱中しやすいタイプです。そのために、ほかが見えなくなるのが短所。その代わり、やり始めたことは最後まで責任を持って対処します」というように、先に短所を挙げて、それをうち消す長所を挙げていくと印象もよくなります。
 

転職の面接の質問9:残業があってもかまいませんか?

仕事に対する意欲を確認するために、探りを入れる質問。実際には、それほど残業はないケースも多いようです。答えに窮したり、一瞬でもひるんだりすると、やる気に疑問をもたれることにもなります。
 

転職の面接の質問10:勤務地はどちらを希望しますか?

勤務地を限定したい特別な事情があるかどうかを確認する質問です。とくに事情がなければ、自宅から通える範囲ならどこでも受け入れる姿勢を見せましょう。ヘタに通勤時間にこだわったりするのは、意欲を見せる点でマイナスとなります。
 

転職の面接の質問11:給与はどれくらいをご希望ですか?

希望給与が規定に合致するかどうかを確認するとともに、応募者が、自分自身のキャリアや能力をどう判断しているかを探る質問です。能力以上に高い給与を要求するのは、自分本位の人間と嫌われますが、逆に、あまりに低い給与で満足する姿勢を見せるのも、能力に自信がないのではと疑われかねません。現在の給与に1~2万円ほどプラスした額とするのが妥当な要求といえるでしょう。
 

転職の面接の質問12:いつごろ入社できますか?

いつから戦力に組み込めるかを確認します。すでに退職している人は、できるだけ早く出社したいと意欲を見せるべきですが、在職しながらの転職活動では、今の会社の退職手続きを無視して入社時期を決めるわけにはいきません。自分の退職スケジュールからみて間違いなく退職できる時期を計算し、それまで入社を待ってもらえるようお願いしましょう。

退職者が出て、その補充のために人材募集しているケースでは、入社時期を先延ばしするのは不利になりますが、それで採用にならなかったとしたら縁がなかったとあきらめるほかありません。

【関連記事】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。