東京スカイツリーも近く。和菓子の街・向島をお散歩

向島百花園や墨堤の桜、向島七福神(隅田川七福神)などで知られる東京・向島。東京スカイツリーの存在により、観光スポットとしてますます注目を集めています。実は、向島界隈は、和菓子散歩にも最適。個性あふれる魅力的な和菓子店が数多くあるのです。花見の時期は大混雑するお店が多いので、のんびり楽しみたい方は、今がおすすめ。今回は、京成曳舟駅から出発し、都営地下鉄浅草線・東京メトロ半蔵門線などが乗り入れる押上駅を目指す和菓子散歩道をご紹介します。
 

その1「向じま 梅鉢屋」

「向じま 梅鉢屋」の「野菜菓子」詰合わせ7種入り735円~

「向じま 梅鉢屋」の「野菜菓子」詰合わせ7種入り735円~

京成曳舟駅から徒歩10数分の場所に、江戸時代からの技を受け継ぎ、砂糖漬・野菜菓子を作る「向じま 梅鉢屋(うめばちや)」があります。野菜菓子とは、大根やにんじん、みょうがなど、季節の野菜を何日もかけて砂糖蜜で煮詰め、砂糖をまぶしたもの。素材の色、姿、風味を生かした芸術品のようなお菓子です。周りはサクッとして中は瑞々しく、作り方から想像されるほどには甘くありません。渋いお茶はもちろん、お酒との相性もよいのです。

同店に到着すると、私はまず、とっておきの贈り物用に野菜菓子の配送をお願いします。続いて自宅用に小さな箱入りの野菜菓子と、桜の香り漂う最中「墨堤十里」、甘納豆、季節の羊羹(逸品!)を包んでもらいます。そして併設の「梅鉢屋茶寮」で抹茶と野菜菓子でほっと一息。

詳細記事「向じま 梅鉢屋

<店データ>
■向じま 梅鉢屋
※注文は、電話、FaxまたはHP上のメールから(発送可)
所在地:東京都墨田区八広2-37-8
地図:Yahoo!地図情報
TEL:03-3617-2373
FAX:03-3617-2372
営業時間:9:00~18:00
定休日: 日・祝日休業(春分・秋分の日は営業)
京成押上線 京成曳舟駅より徒歩約13分
東武亀戸線 小村井駅より徒歩約10分

その2「向じま 志”満ん草餅」

「向じま 志”満ん草餅」の「草餅 あんなし」(きな粉・白みつ付)

「向じま 志”満ん草餅」の「草餅 あんなし」(きな粉・白みつ付)

「向じま 梅鉢屋」を後にして、京成曳舟駅へ戻り、向島百花園を抜けるとすぐに、きびだんごの「吉備子屋」があります。狭いながらも店内で、茹で立てのきびだんごを食べることができます。

余談ながら、近くには昨年末閉店してしまった「やましろ羊羹舗墨田販売所(本店は福岡でした)」がありました。サクリと結晶化した砂糖で覆われた、乾き羊羹「花づつみ」は、甘さと食感を楽しむものでした。職人の方のご高齢により閉店、とのこと。残念です。

その向かい側にあるのがお目当ての「向じま 志”満ん草餅(じまんくさもち)」。明治初期から「草餅」を手作りしているお店です。同店の草餅は季節により味が変わります。生のよもぎを使うため、草餅の味も香りも色合いも、時期によって変化します。時々無性にこの草餅が食べたくなるのは、多分、幼い頃に自生するよもぎを摘み、搗いてもらったお餅と同じ、豊かな香りがするためです。ちなみに同店の草餅は餅米ではなく、粳米の粉で作ります。

私は、自分用に「草餅 あんなし」を、お土産用に「栗きんとんどら焼」を包んでもらうのが常。あまり知られてはいませんが、同店ではお団子や草大福なども作っています。いずれも逸品揃いなので、ぜひお試しあれ。同店はお持ち帰りのみ。店内で食べることはできませんのでご注意を。

詳細記事「向じま 志”満ん草餅

<店データ>
■ 「向じま 志”満ん草餅」
所在地:東京都墨田区堤通1-5-9
地図:Yahoo!地図情報
TEL:03-3611-6831
営業時間:10:00~17:00(※完売次第閉店)
定休日:水曜日