トータル的に費用がかかるのは、分譲VS賃貸、どっち?
定年後収入がなくなったとき、賃貸であれば家賃を払い続けなければならないが、持ち家であればその必要はないといいます。でも、高齢化の時代です。90歳まで生きる可能性があるわけですから、35歳でマンションを買ったとしても築40年時は75歳、あと15年はこのマンションで暮らすことになります。そこで建て替えとなり、2000万円程度の費用を別途捻出しなければなりません。このようなことを考え合わせると、いかに家賃並みの返済であっても、買うよりは借りる方が、キャッシュフローベースで考えると、支出が明らかに少ないことがわかります。
このような事実を基に、したい暮らしからどんどん遠ざかる妥協を強いられ、しかも経済的に背伸びしないと買えないというのであれば、買うことに固執することはまったくないと考えます。
私自身、十数回の住み替えを経験しましたが、購入はそのうちわずか3回でした。無理はしないで、したい暮らしを追求したら、結果として借りることを選ぶことが多かったわけです。
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