「桜プレイス」は景観法に守られた一画
壁式免震構造「目白ガーデンヒルズ」のスタイリッシュな重厚感と環境創造型マンション「目白プレイス」のゆとりある街並み。いずれも築5年に満たない、その先進性を記憶に残しつつ、いよいよ「桜プレイス」の現地に向かう。
都電荒川線「学習院下」駅から徒歩で3分の場所に「桜プレイス」はある。敷地の南西は、道路を挟んで神田川に面している。両岸から覆いかぶさるように成長した桜並木が物件名の由来だろう。
都心の希少な借景を取り込むために、「桜プレイス」は大きな開口の持てる壁式免震構造を選択した。景観法に守られた自然が、地震の揺れを軽減し、暮らしやすい最新技術を登用させたといってもよかろう。
モデルルームでは、約2.5mのフルハイトサッシュにまず驚かされる。梁のある空間と見比べるとその開放感の違いは一目瞭然である。しかし、圧倒されてばかりではいけない。壁のなかに巻き込まれたロール式の網戸や最小限に隠されたサッシュ框など大開口を演出する脇役も見逃さないよう堪能していただきたいと思う。