おせちにぴったり豚の角煮レシピ……ウーロン茶でおいしさ倍増!
先ごろ、サントリーと京都大学の共同研究で、脂っこい物を食べた際、水や麦茶よりもウーロン茶を飲んだ方が、口中の脂分が流れ落ちることが証明されました。口の中の脂分を流してくれるなら、豚肉の脂分も取り除いてくれるのでは?と思い、作ったのがこの「ウーロン茶豚角煮」です。豚肉のクサミと余分な脂分が抜けて、旨味がぐっと押し出された、おいしい角煮になりました。時間が経っても、あまり脂分が白く浮き上がってこないので、おせち料理に向いています。また、重箱に収まりやすいよう、角がくっきりとした四角い角煮に仕上げました。
※ガシェット通信にて「ウーロン茶しゃぶしゃぶ」も公開しています。
※ガシェット通信にて「ウーロン茶しゃぶしゃぶ」も公開しています。
ウーロン茶角煮の材料(4人分)
ウーロン茶角煮の作り方・手順
ウーロン茶で豚の角煮を作る
1:昆布を切って結ぶ
昆布をぬれ布巾ではさんでしんなりさせ、1cm幅に切って結ぶ
水に浸けてしんなりさせて結び、その水で豚肉を煮てもよし2:鍋に豚肉、ウーロン茶、水を入れて強火でゆでる
豚バラ肉はかたまりのまま鍋に入れ、ウーロン茶を注ぎ入れ、すっぽりかぶるくらいの水を足し、ネギと叩きつぶした生姜を入れて強火にかける
1時間ぐらい煮たら、ネギと生姜を取り除く3:煮立ったら弱火にして2時間ゆでる
煮立ったら弱火にし、アクを取って蓋をして2時間ゆでる。
※竹串がスーッと通ったらゆで上がり。
ゆで汁が少なくなったら途中で湯か水を足してあげる※竹串がスーッと通ったらゆで上がり。
4:豚肉を洗って角切りにする
豚肉を冷水にとって、アクをやさしく洗い落とす。3~4cm角に切る。
5:ゆで汁をこして、脂を捨てる
こしザルにペーパータオルを敷いて、ゆで汁を流し入れてこし、ペーパーの上に脂分が残ったところで捨てる。
捨てるのはペーパーの上の脂が浮いた汁6:豚肉、昆布、ゆで汁、調味料を入れて煮る
鍋に昆布と豚肉を入れ、ゆで汁2カップ、酒、砂糖、しょうゆ、みりんを入れて中火にかける。煮立ったら弱火にし、落としぶたをして1時間ほど煮る。
ゆで汁が足りなければ水を足し、余れば取り置く7:1時間ほど煮て完成
煮汁が少なくなって、おいしそうな照りが出たらできあがり。
煮たりないのに煮汁がなくなったときは、取り置いたゆで汁か水を足す8:盛りつけ
器に盛りつけて煮汁をかけ、練り辛子を添える。
9:おせちにする際のポイント
煮汁が多い状態で一晩置いて、固まった脂を取り除いてから煮詰めます。そうすれば、よりヘルシーになり、脂分が浮いて白くなるのを抑えられます。三段重ねなら「参の重」、一番下の重箱に詰めます。
ガイドのワンポイントアドバイス
もっと薄味に仕上げたい場合は砂糖大さじ2、醤油は大さじ3、みりん大さじ1にしてください。砂糖だけ、もしくは醤油だけを減らすと、均整のとれた味になりません。なので砂糖を減らしたら、醤油や塩も減らします。微調整は味を確かめながらします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。